過剰適応 - 不透明なチカラですが、なにか？

松本復興担当相が辞任した。管さんを引きづり降ろすための策略だという見方もあるけど、私は最初から、ああ、ただ舞い上がったおっさん。年齢は知らないけど、企業社会や自治会では、ジジイの幹部でちょくちょく見かけるタイプ。なんて思ってた。
立場がエラいだけなのに、自分がエラいと勘違いして、エラソぶる。
サングラスで会見。サッカーボールを蹴る。オレは政争ばっかりやってる腐った政治家とは違うんだとアピールしたい。その一方で、助けてやらない。書いた社はおしまいだ。と言ったりするのは、大臣はこれだけ権力を持ってるんだというのを見せつけたいのかなと。大臣ポストに就いて、過剰適応。たぶん、それだけの器じゃなかったってことね。そんなこと言ったら、ほとんどの政治家が…、だけど(笑)

香山リカさんが、「小出裕章氏が反原発のヒーローとなったもう一つの理由」という文章を書いている。私は最初、Twitterで知ったんだけど、一読して、ああ〜、やっちゃったなと。
http://diamond.jp/articles/-/12955

「原発問題に過剰にのめり込んでいるのは一般社会に強い欺瞞を感じた人たち」という小見出しで、
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ネットの世界を中心に、原発事故にのめり込んでいる人たちがいます。彼らの多くは、知的レベルが高く、情報収集に熱心で、いまの世の中の趨勢を注意深く見ている人たちです。特に、これまで一般社会にうまく適応できなかった、引きこもりやニートといった人たちがその中心層の多くを占めているように見えます。
彼らには生活能力がなく、結局は親がかりです。
しかしながら、自分がやりたくもないことを、社会をまるでわかっていないような頭の悪い人たちと一緒にやりたくない。劣等感と優越感がない交ぜになったような、一面では純粋な理想主義者たちなのです。
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みたいなことを書いている。強い欺瞞を感じてる、というのは、私の場合はまったくそうだ。でも、引きこもりでもニートでもないけど(笑)　

彼らが、京都大学原子炉実験所助教の小出さんを神扱いしてて、さらに
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彼らは、こころの病を患っているわけではありません。
仮に彼らが精神科を訪れて、病名をつけなければならないとしたら、現実社会にうまく適応できないということで「適応障害」と診断することになるでしょうか。あるいは、世の中に対して恨みごとを言い連ねるタイプの人には「パーソナリティー障害」という病名を伝えるかもしれません。
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と書いている。神扱いしているような人がいるなら、もしかしたら、香山リカの書いていることは、かなりの部分、当たってるかもしれない。でも、私は小出さんは、立派だと思う。

香山リカさんは、研究費をいっぱい貰うために、国策に沿う。出世のために、適当な知見を出す。安全基準をコロコロ変える。その結果、人の命が危機にさらされることになっても関係ない。というような学者が、世の中に「適応」してると言いたいのかしらね。自分たちが安定的に儲けるためなら、危険にも目をつぶる、知らんぷりをするというのが「適応」してると言うんだろうか。そういう村社会的な既存の権威体系が限界まで来てるから、福島原発の事故だって起こったんじゃないの。
まったく他人を犠牲にして、儲けるのが先進国なのか。香山リカが今のタイミングで、こういうことを書くのは、反原発は病んでとまでは言わないけど、やや病んでる人たちだと印象づけたいみたいね。いやぁ香山さん、過剰適応よ。恣意的なものを感じるわ。
現状に違和感を感じる人がいなかったら、社会も腐るだけ。尖閣ビデオを流出させた人がいなかったら、一般人が何もしらないところで、手打ちで終わり。イラクで米軍へリを一般人を射ちまくってる映像を流出させる人がいなかったら、アメリカの犯罪なんて私たちはいまだに事実として知っちゃいない。
もし前福島県知事が、反原発だったから、汚職をでっち上げられて逮捕されたんだとしたら、どうなんだろう。どうも国策捜査っぽいけど。こういうことって、大手メディアは報道してこなかった。それがここ2、3年で流出をキッカケに、騒ぐ人が増えてきて、権力や利権を握ってる人たちも無視出来なくなってきたという流れなんだと思うんだけど。それを適応障害なんてところに、やんわり流し込もうとしてるのは、医者としてどうなんだ。