不透明なチカラですが、なにか?

テーマはいろいろ。というか絞れません。2013年7月以前は他のブログサービスからインポートしたので、リンクや画像等がなくなってるかもしれません。

存在意義と腰の軽さ

今日じゃなくて月曜日のことなんですけど。

遅い昼を食べに、近くのセレクトショップがやってるカフェに行ってた。
そしたら、すぐに横のテーブルにワイルドな3人組がやってきた。私は本を読んでたので、そんなに会話が
聞こえてきてたわけじゃないけど、いろんな国名がポンポン飛び交ってる。
すげえな、こいつら。なんか国際派のビジネスマンかよと、
都内でもほとんど移動しない私は思っちゃって。
本を開いたまま、そっちの会話に注意を向けてた。

「◯◯◯はさ、生地をベトナムで入れて、ミャンマーに持って行ってんじゃん」
「精度が低いし、質も低いんだけど、安っすいから使ってみたいだろ」
ブータンとかにも行きたいけど、ツテがないからなぁ(笑)」
そんな感じ。

ははぁ、アパレルだけど、大手のアパレルとか、大手のショップじゃないな。
ドメスティックブランドみたいなところの人たちか。
最近はワイルドなドメスティックもあるみたいだしね。


と思ってたら、会話は意外な方向に。一番偉い感じの人が言う。若い社長か?
「そうするとさ、結局うちらの作ってる部分はどこなんだってことになるんだよ」
「ルートだけだったら、あいつらそのうち取り上げにかかってくるぞ」
「うちの存在意義は、どこにあんのかってことになるんだよ」
というような内容。

う〜ん、面白い。たぶんこの人たちは、どこか大手の下請けで製造の手配をやってるんだ。
それを海外に持って行って、安く、それなりの質も求めて製造して、納品してる感じなんだろう。
中国に持って行くなら、今どきどこのアパレルでも直接やってるだろう。
それで今はさらに安い国に持って行ってるけど、そのうち今安い国にも、
メーカーが直で行くようになって、中飛ばしされちゃうってことね。
だから質を求めたり、より安い国へ安い国へとシフトすることをするのかどうか。
存在意義をどういうところに持つのかってことね。

たぶん、この人たち、30そこそこ。それぐらいの人たちが、こんな会話をしてること自体に驚いた。
昔と違って手配することがメインなら、あっという間にひっくり返される。
商品がコモディティ化してるんじゃなくて、
やってること自体がコモディティ化してしまうかどうかという問題ね。
だけど、そういう風に考えると、あらゆる職業がコモディティ化するんじゃないの。

さあ、どうしよ。私は頑張って逃げるしかないと思うんだけど(笑) 
あの逃げるって、コモディティ化から逃げ続けるってことね。尻を軽く… 
じゃないや腰を軽く、フットワーク良くね。
そういえば昔、「逃走論 - スキゾキッズの冒険」って本があったよね。
キッズじゃなくても、スキゾることは可能なんだろうかしらね(笑)



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今日のBGM-111【 Tony Bennett & Lady Gaga - The Lady Is A Tramp 】

トニー・ベネットとガガのデュエット。トニー・ベネットって、85歳だって。なのにこれだけ今でも歌えるって、スゴいよね。あ、そんなことより、ジャズのスタンダード“The Lady Is A Tramp”って、「淑女は、はみ出し者」ってことでいいのかな。ガガは間違いなく、はみ出し者だけど、だからこそ、これだけ成功してるんじゃんね。やっぱ、はみ出して逃げましょうよ。あ、ちがう? ちがいますか。やっぱりね(笑)