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不透明なチカラですが、なにか?

テーマはいろいろ。というか絞れません。2013年7月以前は他のブログサービスからインポートしたので、リンクや画像等がなくなってるかもしれません。

すき家「人手不足閉店」にみる、ブラックよりやっかいな問題

[5分後の未来]

先日から、すき家のクルーが続々とヤメて、人手不足による一時閉店が続出してるというツイートがいっぱい出回ってる。

 

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私も先週、通りがかった店で張り紙を見た。でもそこは、人手不足とは書いていなかった。近くにまで寄っていはいないけど、「リニューアルのための改装のため」とあったと思う。

 

検索すると、こんな記事があった。

牛丼「すき家」店舗が次々と『人手不足閉店』 新メニュー「鍋定食」に従業員が憤慨? ネットに「やってられん!」の声 : J-CASTニュース

 

記事がどこまで事実なのか、私にはわからない。ただ、すき家は前から、強盗に狙われる店として有名だけど、今も狙われ続けてるよう。その理由は、ひとりでの営業。ワンマンオペレーション。

ひとりだから狙われるのをなんとかしようと、会社はクルーを増やそうとしているみたいだけど、この記事によれば、集まらないらしい。 

【衝撃事件の核心】まだ強盗に狙われる「すき家」…「俺もできる」犯行が犯行を呼ぶ“最悪の連鎖”(1/5ページ) - MSN産経west

どうして、すき家だけに負の連鎖が起こるのか。

 

他よりも安い、他よりも豊富なメニューの追求の影で

すき家を運営しているゼンショーは、ほかにも「なか卯」や「スシロー」「シカゴピザ」などを運営している国内最大級の外食産業だ。

この記事を書くのに、一応調べてみたら、スシローもシカゴピザも、もうゼンショーグループではないみたい(笑) ゼンショーは買収で規模を急拡大させてるけど、離脱なのか売却なのか、とにかく捨ててしまうのも早いみたい。

 

拡大と同じように、「すき家」も牛丼チェーンとしてはメニューが多い。今回問題になっているのも、新メニュー「すき鍋」の仕込みなど手間のかかることがクルーを怒らせたよう。

 

こう書くと、必ず「お客さまに喜んでいただける、安くておいしいメニューを提供するのは、企業としてあたり前のこと」という意見が出てくる。それはもう、単純にお題目としていうなら、当然だけど、その程度がどうなのか、というところ。

 

前にも書いてるけど、ゼンショーじゃなくても、都心の多くの店、特にコンビニでは日本人を雇えなくなってる。雇えないのは、時給なのか、仕事の内容なのか、オーバーストアだからなのか、少子化だからか。たぶん、その全部。

ただゼンショーは、アルバイトの雇用でも、度が過ぎるというか、「アルバイトは雇用ではなく、個人事業主。労働法の適用外」という立場を取っているらしい。

ワタミのように「鼻血を出そうが、ぶっ倒れようが、無理やりにでも1週間やればそれは無理でも何でもなくなる」と言いながら加重労働させるのとは違うけど、本当なら、限りなく違法性が高い。強盗が頻発することで警察が指導するだけじゃなく、厚労省だって調査に乗り出さなきゃおかしい。

 

役割をわけてしまうことによる大きな弊害

すき家」だけじゃなく、多くのチェーン店が人手不足に陥っている。外食だけじゃなくて、小売店でも同じ。現場仕事に人が集まらない。

理由がどうであれ、人が次々にやめるなら、環境が良くないとか過重な負担があるんだろうなと考えて、改善する。人が集まらないなら、集まるような魅力を作る。という流れがあたり前に起こると思うんだけど、業種を問わず、今の日本ではそうなっていない。

 

ホールディングスに代表されるように、数字でしか見ない特権階級。経営のプロと言われる人たちは、本当に経営のプロなんだろうか。マクドナルドの前社長はアップルからマクドナルドに来たけど、コンピュータでもハンバーガーでも一緒なんだろうか。

いや、今は自動車だろうが保険だろうが観光だろうが、なんでもやる経営のプロが世界的に流行だ。

 

そしてその下には、各ジャンルのプロがいる。そして現場は…、

現場はアルバイトや契約や、派遣や業務請負という非プロ集団という扱い。

 

すき家で考えれば、こんなところ

経営のプロ →顧客ベースを拡大しろ リピート回数を増大させろ、利益率を上げろ

その下の各プロ

マーケティング →他社がやっていない新メニューを打ち出そう。しかも、安く。

商品開発 →手間がかかるメニューは他社が追従できない。鍋が良さそうだ。

営業 →提供のスピードも大切だ。クルーのオペレーションを強化しよう。

スーパーバイザー →クルーの再教育、啓蒙を店長にやらせよう。

店長 →これ以上、自分の仕事増やせません。人件費比率上げてもいいですか?

クルー →限界です。人増やしてください。もうヤメてやる!

 

そして人手不足による閉店。

こうなる前に、それぞれの役割を超えて、提言する。抵抗するということが起こるはずなんだけど、なぜか起こらない会社が増えている。

それは「あなたのミッションは、○○だから」という分業化と権限の制限。だから、鉄を売るように、食べ物を売るなんてことが起こってくる。マシンのように、人間を使うなんてことが起こってくる。

 

「鼻血を出そうが、ぶっ倒れようが、無理やりにでも1週間やればそれは無理でも何でもなくなる」とおっしゃった方は、資産額No.1の政治家におなりになった。しかも自社株はまったく持っていないという誤摩化しがあるにも関わらず。今増えているのは、金儲けのプロだけ。

 

その復讐が始まっているのかもしれない。

 

今日のBGM-331【 Justice - New Lands 】

このMV見て、昔々の永井豪の短編を思い出した。

永遠のテーマなのかもね。

ミッションを実行するだけなら、人間じゃなくてもいいよね。