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不透明なチカラですが、なにか?

テーマはいろいろ。というか絞れません。2013年7月以前は他のブログサービスからインポートしたので、リンクや画像等がなくなってるかもしれません。

マツコロイドとペッパーで感じるSFチックな不気味の谷現象

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今、渋谷のロフトではペッパーくんがUVケア商品のビューティアドバザーをしてる。どんなものかと行ってみたら、ペッパーくんがひとりでしゃべってた(笑)

私は通っただけだけど、そりゃまあ、ペッパーくんとUVケア商品について、アドバイスが欲しいって女性は、ロフトには少ない気がする。

 

 

ところがセブン&アイ・ホールディングスは、ロフトで良かったら、そごう・西武やイトーヨーカ堂でも導入する気みたいよ。

ロフト、ヒト型ロボ「ペッパー」で接客 2店舗で試験導入 

 

 

やるなら、日本人向けより中国人観光客向けにやった方がいいかも。ビックカメラの新横浜では、美容家電売り場で流してる映像が中国語だったのでビックリしたけど、考えてみればその方が効果的だわ。

 

 

初めて見たペッパーくんの不気味さレベル

 

私はロフトで、初めてペッパーくんを見た。黙ってるときは、不気味っちゃ不気味。目に感情があるみたいに思える。だけどしゃべり出すと、ほぼ完全に人間の声なので、なんか実演販売の人みたいに思えてくる(笑) 

実演販売の人は、客がいなくてもしゃべり続けて、そのうち人が寄ってくるというスタイルだもんね。

 

しゃべってると人間みたいなので、不気味というより、なにかラジオとかのような。いずれにせよ、人間ぽくは感じなかった。

 

 

 

ところで、不気味の谷って?

 

不気味不気味と書くのも、なんか失礼な感じがするけど、私は蝋人形見ても不気味だと思うし、改装中のアパレル店で夜、リアルじゃないマネキンが並んでるのを見ても不気味だ。

こういう感覚は、人によって、どれぐらい違うんだろうか。

 

ロボット工学の世界に、「不気味の谷現象」という言葉がある。どういう定義なんだとwikiで調べてみたら、概要にこう書いてあった。ロボット工学者の森政弘・東京工業大学名誉教授が1970年に提唱したというから、先見の明が凄いというか、たぶんアトムとかの時代だからね。

 

外見と動作が「人間にきわめて近い」ロボットと「人間と全く同じ」ロボットは、見る者の感情的反応に差がでるだろうと予想できる。この二つの感情的反応の差をグラフ化した際に現れる強い嫌悪感を表す谷を「不気味の谷」と呼ぶ。人間とロボットが生産的に共同作業を行うためには、人間がロボットに対して親近感を持ちうることが不可欠だが、「人間に近い」ロボットは、人間にとってひどく「奇妙」に感じられ、親近感を持てないことから名付けられた。

不気味の谷現象

 

 

 

スターウォーズターミネーターのロボット感

 

森政弘名誉教授のおっしゃる不気味の谷現象は、ロボットが感情的反応が出来て、外見上人間に近づくと、親近感を持つが、あるところまで行くと突然強い嫌悪感に変わるという予測。

だけど考えてみると、スターウォーズに出てくるC3POR2D2は、言葉を話さなくても感情的反応はほとんど人間で、外見はマシンだ。そもそも、不気味の谷にはならない設定。愛嬌まであるし。

 

対してターミネーターに出てくるターミネーターT-800は、外見的に人そっくりだけど、感情的反応は薄い。T-1000やT-Xは触れた人間そっくりに変身できるので人間そっくりだけど、感情的反応も出来なくはない。そりゃあ非人間的な反応はするけど、そんなの人間だって非人間的反応をする人はいくらだっている。

映画だからというのもあるけど、もしかして私はしゃべってるものに対して、あまり不気味さを感じないのか。

ターミネーター3 [Blu-ray]

 

 

人間に近づき過ぎたマツコロイドは不気味なのか

 

4月に偶然、日テレの『マツコとマツコ』でマツコロイド見たときは驚いた。不気味だ。

マツコデラックス 毛穴が20万個のアンドロイド マツコロイドの驚異!

 

見てるうちに、それほど不気味でもなくなった。

ある回で田舎の田んぼの中にマツコロイドを置いて、細い道を行く人たちに話しかけるというのをやっていた。確か、マツコロイドがしゃべるのではなく、スタジオからマツコデラックスさんが映像を見ながらマツコロイドを通して会話するという設定だったと思うけど。

道行く部活帰りの学生たちは、ぜんぜん平気で話する。ビックリするのは、最初だけ。

私も、まさにそんな感じ。会話できれば、不気味じゃないみたいだ。

 

wikiによると、不気味の谷現象には異論や批判も多いみたいで、問題点としてこんなことが書かれている。

 

不気味の谷の最大の問題は、V字曲線のように本当に感情的反応の肯定が回復するのかという点である。本当に完全な人間に近づけば好感度が増すのか、そして「人間と全く同じ」になれば好感を持つのかに疑問が残る。

「人間と全く同じ」ロボットが作られたことはないため、誰にも分からないためである。たとえ「人間と全く同じ」だとしても、ロボットだと聞けば不快感を持つ可能性もあり、ロボットが完璧すぎると逆に気味が悪く感じる可能性もあるからである。 

 

マツコロイドを見る限り、完璧な人間に近くても、不気味さは感じないのかもしれない。私自身の感覚だと、そう。

それよりもマツコロイドは電通の仕掛けだから、露出し過ぎなところが気にかかる。

等身大アンドロイドタレント「マツコロイド」の写真を公開

 

 

人間そっくりなアンドロイドは必要か?

 

私みたいに会話が出来れば、不気味さは感じないという人が多いのだろうか。それなら外見や表情が人間そっくりなロボットなんて、いらない。そういうそっくりなロボットが必要とされるのは、エロ分野だけだ(笑) VR業界だって、ヴァーチャルセックスで普及しそうだ。

 

ましてや、人工知能搭載はたぶん不要かと。最近、反対が多くなってきてる。

「AI兵器」にイーロン・マスク、ウォズ、チョムスキーらが反対署名

 

新しいテクノロジーを加速させるのは、エロと軍事だけどね。

それでも致命的にヤバい気がする。

 

 

MITが開発した『チーター2ロボット』

災害救助用ロボットということだけど、まず軍事で使われるでしょう。

しかも動きが不気味でしょう。生物の一部の機能だけを取り出して、ロボット化すると、不気味なんてもんじゃない。

こういう一部機能がそっくりな場合は、真似する精度、再現度のあるところで不気味の谷が出現するんじゃなくて、最初から断崖絶壁かもね。

このチータ2が喋ったとしたら、さらに不気味だし(笑)

 

 

今日のBGM-390【Giorgio Moroder - Right Here, Right Now ft. Kylie Minogue