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不透明なチカラですが、なにか?

テーマはいろいろ。というか絞れません。2013年7月以前は他のブログサービスからインポートしたので、リンクや画像等がなくなってるかもしれません。

ソフトバンクは、どうして東京電力の電気を売る?

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うちには、ガンガン電話がかかって来ているらしい。私は出たことないので、出たら聞いてみようと思ってるんだけど、そうやって先走って電力自由化を取り込もうとしてるのは、たぶんソフトバンクの代理店っぽい。まるでマイラインの初期みたいなね。マイラインのときは、かなりアヤシイ会社が多数やってた。今回はどうだろ。

 

昨年、改正電気事業法が成立して、今年の4月から電力小売り全面自由化することが決まってる。今のところ、CMでぐいぐい攻めてるのはソフトバンクだけだ。


ソフトバンクでんき


このCM見て、ソフトバンクが電気売るんだ、ふーんぐらいに思ってる人が多いみたいだけど、作ってるわけじゃない。ソフトバンクが売るのは東京電力の電気だ。
ソフトバンクでんき」の申し込み受付は、1月末からやっている。

 
再生可能エネルギーに取り組むと言ってた孫さん

 

電力の自由化といっても、発電する会社、送配電業者、小売りと電気事業法で細かく規定されているらしい。経済産業省のサイトによるといわゆる電力の小売自由化部門への新規参入者(特定規模電気事業者)として掲載されているのは、3月1日の段階で799社。ざーっと見てると、タレント事務所なんかも入っていてギョッとする(笑)

そういうところと、ソフトバンクはちがう、はず。

 

孫さんは福島原発事故をきっかけに、日本の原発をすべて再生可能エネルギーに代えたいと自然エネルギー財団を設立し、原発ゼロを訴えていた。

 

ところが「ソフトバンクでんき」が東京電力の電気を売るなら、再生可能エネルギーへの取り組みはポーズ? まさかね。

 

将来的には、再生可能エネルギー由来の電力も売る予定

 

ソフトバンクでんき」は、東京電力の電力をまず東京電力エリア、中部電力エリア、関西電力エリアで売り、順次全国へ拡大するそうだ。で、再生可能エネルギーに関しても、1月12日付けのニュースリリースで書いている。

 

ソフトバンクグループでは再生可能エネルギーの普及・拡大を目指し、太陽光発電所や風力発電所の建設・運営を推進しています。再生可能エネルギーに由来する電力の使用を希望されるお客さま向けに「FITでんきプラン(再生可能エネルギー)」も今後提供します。なお、提供に関する詳細は準備が整い次第お知らせします。

 

書いてあるけど、いつのことになるやら。ってとこね。

 

じゃあ「ソフトバンクでんき」は安くなるんだろうか?

 

これも同じニュースリリースに書いてある。

安くなるのは「おうち割」の対象サービスで、ソフトバンクでケータイ、「SoftBank 光」などの固定通信サービスを利用しているおうちだけ。例えばで書かれているのは、「でんき料金の割引額、「おうち割」適用に伴う割引額、Tポイント付与数の合計で年間約8,920円相当おトクになります」ということだけど、電気料金だけで見るとこの例では月々500円年間6,000円安くなる。


ソフトバンクのサービスオンリーにして、年間6,000円を安いと見るか、なんだそれと思うのか、人によってずいぶん違うだろう。私は年間6,000円で全部ソフトバンクにするのは、イヤかな。

まあどこの会社もやろうとしているのは、抱き合わせ販売だから、電気料金が安くなることで釣る囲い込みが目的だ。

 

中部電力は、カープ女子向けの囲い込みプラン

 

これがなんかうれしいサービスなのかどうか、まったくわからないけど、中国電力から-「カープ応援メニュー」の内容決定について-というニュースリリースが出た。

「カープ応援メニュー」の内容決定について〜「エネルギア ぐっとずっと。 ナイター」開催のご案内〜 │2015年度│プレスリリース│中国電力

 

公式戦1勝につき1ポイントとか、まるで地銀や信用金庫のプラス金利みたいなことが書いてある。しかも「黒田投手が通算200勝を達成した際に,抽選で200名様に100ポイントを進呈」「新井選手が通算2,000本安打を達成した際に,抽選で2,000名様に10ポイントを進呈」みたいなポイント責めだ。電気料金が安くなるかどうかは、書いてない。
というか、中国電力エリアには、カープファンしかいないんだろうか(笑)

たぶんどこの小売り業者を選んでも、電気料金そのものが安くなるのは、月に何百円。それ以上は、ポイントとか囲み込みの見返りってことね。

 

再生可能エネルギー由来の電力は、安くならないのか

 

どう考えたって、再生可能エネルギーが通常の火力発電や水力発電より割安になるのは、まだまだ先だ。調べてみたけど、具体的なことはどこも書いてない。

もちろん原発は、コストに計上されていない膨大な費用があるから割高だけど、再生可能エネルギーはなかなか規模を追求できないから、安くはならないだろう。


小売りの全面自由化で、月に数百円安くなる。逆に再生可能エネルギー由来の電気料金が現状より数百円高くなる程度で供給できるなら、地域限定だってやるところはあるはず。


今回自由化されたのは、発電に関してもだ。大手商社もやってる。というか電力って基本は薄利多売だから、再生可能エネルギーだって、大規模にやらなきゃ儲かるはずがないし、安定的に供給できない。

 

うちは今、東京電力の夜の電気料金が安いプランにしている。それはオール電化だから。夜にお湯を沸かして溜める仕組みだから何だけど、夜が安いのは原子力を使っているからだ。原子力は、需要の電力需要の少ない夜間も止められない。


どうカラクリなのかは分からないけど、日本中の原発が止まっていても料金プランはそのままだった。だけど、今後どんどん電気料金の安売り合戦になったら、このプランはたぶん無理だろう。


ソフトバンクでんき」が月に数百円安くなるなら、東京電力は同じ程度安い価格でソフトバンクに卸しているのかもしれない。自由化によって、どっちにしろ東京電力は利益が圧迫されるはずだから、ソフトバンクに利益を持っていかれても、ボリュームを確保できるだけしときたいと考えてるのかもね。

 

その分、ソフトバンクグループとしては利益が増す。その利益は、再生可能エネルギー由来の電力供給に回すんだと思いたい。月に数百円高い程度なら、私は利用するよ。
いやソフトバンクに囲い込まれるのは抵抗あるから、単独にして。なら1000円高くてもいいわ。

 

 

3.11のあと、首都圏では福島原発の電気を使っていることに、なにかしらの後ろめたさを感じた人は少なくないだろう。

うちは夜間電力で、確実に福島原発の電気を使っていたはず。後ろめたいなんてもんじゃないわ。

 

 

再生可能エネルギーだけ買うなんてことはできない

 

ところが、どこの小売業者と契約して電気を使おうとしても、再生可能なら高い金払っていいぜ!と意気込んでも、いまのところ、原発の電気も太陽光も火力のもぜんぶ一緒になって送電されるために、そんなことは関係ないらしい。

どころじゃなくて、電気料金そのものに、原発を受け入れる見返りに自治体に出す補助金の「電源開発促進税」が含まれるそうだし、送電の料金には核燃料再処理にかかる費用が含まれるそうだ。

ってことは、私たちが何を選択したところで、原発の隠れた費用を負担してるってことね。

そういう仕組みを考えた人たちは、後ろ暗いからこっそり国民に負担させようってことね。

 

 

 

今日のBGM-408【 Underworld - I Exhale 】 

 

6年ぶりの新譜。これは期待できるでしょう。Mステも良かったし

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