ムダに映り込んで、写真に撮られてしまう日常

先日、出先で午前中に中途半端な時間が空いてしまったので、ファストフードに入った。

採用ためだかなんだか分からないけれども、ちょっとした撮影をしてた。ちょっとしたというのはストロボとかライティングをしていないので、さっさと終わらせるつもりだろうなという感じ。

カメラを向けられること自体が不快だというおっさん

そしたら撮影のスタッフに、客の40ぐらいのおっさんが、なにか文句をつけはじめた。背中合わせで、私のすぐうしろなので、はっきり聞こえた。スタッフは「映ってません。ご覧になりますか？」と言っている。そしたらおっさんは「ここから移動したら、映ってるかどうか分からないだろ」と反論してる。

見事に、いちゃもんだ。

何が言いたい。どうしろと言うんだ。映ってないと言ってるんだから、それが信用できなきゃ、カメラを覗いてみれば角度的に自分が映るかどうか、普通はわかるだろ。

そしたら「くつろぐために来てるんだから、カメラを向けられることを不快に思う客だっている。ひとこと先に撮影させていただきますぐらい言えないのか」と言い出した。

うーん、その気持ちは分からなくない。

だけど映ってもいない客にまで「撮影させていただきます」と言い出したら、ややこしい。なんか、ヘンじゃないか。

そんなことより私は、お前、くつろぎに来てるんじゃないだろ、と思ってた。

私が来たときにはもうドリンクもなにもない状態で座ってた。ノートパソコンと書類を広げて、明らかに仕事してた。

少なくとも小1時間は、そうしてるはずだ。

若者がまったりしてるならともかく、いいオトナがこういう利用の仕方をして、しかも客の気持ちを言いつのるんだから、あちこち潰れるはずだわ。と、思う。

営業が移動の途中に書類作ってるという感じでもない。ただ暑いから、涼しいところで仕事したかったんだろ。

それで権利を言うなら、ホテルのロビーかどこか、高い値段のところにいけばいい。ドリンク200円ちょっとで快適な仕事場を確保しようなんてね。

それよりも、どうして写真に写ってるかもしれないことに、それだけ過敏になる？　自分がここにいることがバレると、困ることでもあるのかな。

SNS用にバンバン写されてしまう私の気持ち

これもつい先日、合気道の稽古に留学生が体験したいとやってきた。うちの道場の場合、誰でもウェルカムだから、入門するわけもないのに師範がOKした。

私が最初相手をしてたら、一緒に来てたホストファミリーの3人がスマホでバンバン写真を撮り始めた。げ、こんなのいいのか。いくらなんでも失礼だろ。

っていうか、当然私も映ってるわけね。なんか思い出づくりに私が登場しちゃって、油ギッシュだったとか書かれたらどうしよ(笑)　

距離があるからアップにはならないけど、こんなのフェイスブックとかにあげられてたら、なんだかなあ、だわ。

タコマンの背後に映り込んでるはずの私の気持ち

これもついつい先日、タコベルで遅い昼を食べてたら、ゆるキャラ？のタコマンがやってきた。タコベルには3回ぐらいしか来てないけど、遭遇するのは2回目だ。

カウンターでひとりで食べてたけど、隣りに来たので、しょうがなくおっさんなのにハイタッチ。

次にタコマンが向かったのが、若い女の子の二人組み。ひとりが「撮りたい撮りたい！」と言い出して、もうひとりがスマホで撮ろうとしてる。撮って欲しい子は、おもむろにマスクを取り出した。

ばっちり化粧をしてるから、SNSに上げたときに、モロ顔が見えて出回るのが困るってこと？

と、そのとき気がついた。この角度だと、もしかしてタコマンの横に私の顔が映ってないか？　え、こんなシチュエーションで映るのヤだよなぁ。

あのおっさんみたいに「くつろぎに来てるんだから、写してもいいですか、ぐらい聞け！」って言ったらどうだろう。

いやぁ、それはやっぱり自意識過剰だわ。

たぶん私は映ってない。映ってたとしても、誰も気にしないよな。

ましてやプロなら、一般人が入らないようにするでしょ。

 商業利用なら、ルールはハッキリしてる。でも個人がSNSに上げるのは、

とてもじゃないけど止められないわ。悪意がない限り、しょうがない

このストーカー風の撮影、好きだわ(笑)

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