不透明なチカラですが、なにか?

テーマはいろいろ。というか絞れません。2013年7月以前は他のブログサービスからインポートしたので、リンクや画像等がなくなってるかもしれません。

誰だってコスプレや仮装してるけど、意識してるかしてないか、騒ぐか騒がないかのちがいだけって話

f:id:F_chikara:20161104165752j:plain

このところ仕事の場で、続けてハロウィンの話をされた。どれも女性で、ハロウィンでここまで盛り上がるなぜを不思議がってるのか、解明したいのか、単なる世間話なのか、いまいちわからない。

私だってなんで渋谷に集結するのか謎だけど、盛り上がってて楽しそうでいいじゃん、ってことぐらいしか思わない。

 

サッカーのワールドカップがあれば、スクランブル交差点で盛り上がるのかも謎だけど、それよりはハロウィンの方がしっくりくる。「見て見て」と思ったら、東京なら原宿や川崎のパレードに参加するか、あるいは渋谷か六本木でうぇーいってやるしかないじゃんね。パレードは健全な家族参加っぽいしね。

 

 

女性が女装するのは、なぜなんだか

オンナオンナしてる人なら、女装なんて特別意識もしないだろうけど、女子度が低そうというか普段から女性性を前面に出していない人が「女装する」と言い方が、何年か前に流行った。女性が女装を求められる場所もあるし、自分から「ここは女装して行かなきゃ」という場合もあるだろう。女性の場合は、対パブリックや対女性集団に対しても、そして対ターゲットの男性に対しても女装することが少なくない。ごく少数のまったく女装しない人だって、そんなことは重々承知してるはず。

だいたい化粧って言葉が、化ける、粧う、つくるって意味じゃない。やってる人は、毎日仮装してるんだわ。

 

 

ビジネスマンが、ビジネススーツを着るのは、なぜなんだか

先日20代前半のやつがネクタイをしてたから「ネクタイしてるの珍しいね」と言うと、「うちの会社は10月からネクタイ・上着着用なんです」と返って来たからなんだそれと思って。聞くと9月いっぱいは、クールビズでネクタイ締めなくてもいいんだそうだ。いやいやクールビズって、そんな程度なのかよ(笑) 国はアロハもokってやってるのに。

なんでも客先で、スーツにネクタイがルールの会社があるから、そうなるんだという。これはスーツにネクタイが正装で、ある一定のクラス・レベルをあらわしているという脳内変換をする企業が、日本にはまだまだ多いんだろう。正装というより、制服。アメリカナイズされた経営に影響されているくせに、村の住民はスーツ、それ以外はよそ者ハンパ者だからっていう仮装。

 

 

女装やスーツ着てないときとの落差

スーツ姿のお父さんの休日は、とんでもない落差があるのが一般的だ。奥さんが旦那の服を買い、いちばんどうでもいい扱いを受けるのが、休日のファッションだ。いやファッションですらないかも(笑)

ユニクロ的なスーツで、休日もユニクロや無印っぽいなら、それはそれで一貫してる。高いスーツを着てて、休日もトムブラウンみたいカジュアルを着てる人は、オレは作業しないクラスだって宣言してるみたいで一貫してる。

普段からカラダのラインがハッキリした服や露出多めの女性は、仮装は必要ない。普段からゴスロリやメイドやビジュアル系に仮装人たちにも、改めて仮装は必要ない。

普段からデキル人コスプレや雌コスプレしてたら、素に戻れないでしょ。

 

そこまでじゃなくても多くの人が、属する集団やクラスタ、あるいは誰かへのメッセージを持った服装を普段からしている。差があるのは、その強さだけだ。一貫している人たちに、仮装は必要ない。普段が弱めだと、どこかで「これだけじゃないよ」と脱ぎすてなきゃ、息がつまってしまう。

 

 

日本のハロウィンが「歳時記」をないがしろにしていると指摘も

今回、10月31日は月曜日。渋谷で最も盛り上がったのが、29日30日の土日らしい。商業的な販売促進だけじゃなく、月曜日は集まりにくいし、オールしにくい。だから「歳時記」とはズレてしまって当然だ。

 

民俗学の畑中章宏先生は、

今年は10月31日が月曜日だったため、ハロウィンのイベントを30日に終えたところもあった。これではクリスマスを12月23日に祝ったり、大晦日を12月30日に行なうのと変わりがないのだ。

とおっしゃっている。

 

おっしゃることは民俗学者としてもっともなんだけど、渋谷で盛り上がる若者たちにとって、変身してハメ外しても怒られない、ツイッターにあげても不謹慎だと怒られないイベントがハロウィンなんだからしょうがない。

 

日本では古来、「変身」することを「めでたい」とする感覚があった。変身は日常から飛翔する晴れがましい行為であり、変身は「飾る」ことと通底していた。

でしょう。だけどハメを外して死者まで出るような祭りは、少なくとも東京ではもうない。「めでたく」変身しても、死者まで出すような祭りにはならないんだから歳時記なんて関係ないのよ。

 

スクランブル交差点が、今夜ばかりは、あの世とこの世の境を流れる「三途の川」に見えたのである。

そうそう。渋谷はデスバレイ。古来から、性と聖と死とが交錯した場所だから、たまに騒いであげないと渋谷川から死者が戻ってきてしまう。

 

Amazon - 災害と妖怪―柳田国男と歩く日本の天変地異

 

 今日のBGM-430【ヤバイTシャツ屋さん - あつまれ!パーティーピーポー】

 

平日はちゃんと働いてるし♪ だわ(笑)

バイTシャツ屋さん 来るわ

おっさんだけど、期間限定カフェ行きたい。 あ、仮装して行こうか(笑)

Amazon - We love Tank-top (通常盤・初回プレス) ヤバイTシャツ屋さん