不透明なチカラですが、なにか?

テーマはいろいろ。というか絞れません。2013年7月以前は他のブログサービスからインポートしたので、リンクや画像等がなくなってるかもしれません。

すれ違う、身のほど

昨日の帰りの電車内でのこと。

私の前に白いパンツにピンクのブラウスを着た、女の人が立っていた。ブラウスはその色のままのふりふりのフリルが付いてて、私からすると、やや香ばしい(笑)
どこかのブランドの小さな紙袋の上に、バッグを重ねて持ってた。紙袋からは日傘の柄が、外に出てた。

ある駅について、その人が下車しようとしたら、なんと日傘の柄が、若いにいちゃんのデニムのベルトに引っかかっちゃって。日傘が紙袋の中で、どんな風になってたのかは分からないけど、お互い引っ張られちゃって(笑)
まるで、コントのような光景。混み合ってたし、目撃した人は少ないんだけど。でもこれが男女逆だったら、ヘタしたら悲鳴上げられて、ちょっとした騒ぎになってたかもしれないじゃん。そこを、理解しといた方がいいよ、おばちゃん(笑) まるで、自分は悪くない、みたいな感じで行っちゃったけど。
日傘を入れるなら、柄が外に向くんじゃなくて、自分の前に出るようにしなきゃ。


梅雨の時期、駅や地下街の階段なんかでは、かなりの人が腕を振って歩くものだから、傘の先が飛んできて、危なくって仕方ない。
カートを引っ張ってる人もそうだ。自分のカラダより、かなり後ろにカートがあるのに、まるで荷物を気にしてないように歩いたりする。
昨日、コントのような光景を見てて、もしかして身の程知らずとか、身の丈に合わないとかって言葉で使われる、「身の」には、もともとは自分のカラダの空間という意味があったんじゃないか、なんて思った。
身の程って、身分や自分自身の能力に対する評価という意味で使われるけど、それだけなんだろうか。身の丈って、身長とか分相応の分ってことだけなんだろうか。自分のカラダの空間ってことを、別な言い方すれば、間合いってことかもしれない。
武士のいる時代であれば、剣を抜いたら届く間合い。踏み込んだら突ける間合い。そういう空間を意識してなかったわけがないし。鞘当てなんて言葉もそうだし、剣は荷物じゃないけど、でも自分が持ってるモノが作る広さ、空間も、自分自身の空間なんよね。

最近、さすがに通勤電車で新聞読む人は少なくなったけど、ケータイや携帯ゲーム機なんかで、自分のカラダ以上に空間を取っちゃう人は、以前よりはるかに多くなった気がする。あ、本読んでる人は、なんかエラそうな気も(笑) 悪いなんて気は、さらさらなさそうというか。
自分自身の作る空間を意識してないと、絶対ブツかるのよね。いや、意識出来なくなってきてるのよね、なんか。やっぱり不機嫌な時代なんだろうかしらね。


私は絶対、ブツからないなぁ。半身どころか、真横になったり、カバンを後ろから回して、すり抜けてく。
いや、でもこれも最近はアブナいのよね。こないだ後ろから来た自転車に当てられそうになった(笑) まあ、混み合う駅のコンコースで自転車乗ってんじゃねぇよ、とは思うけど。でも前方にしか意識が向いてないくて、後ろから見たら、動きが予想出来ないのよね。




今日のBGM-18【Brian Eno - I'll Come Running (to tie your shoe) 】

またまたENO。私はENOのボーカルものって、好きなんだわ。特に蒸し蒸しする季節には、とても合う。この妙なサウンドなのに、爽やかなところと、癒される声質がね。


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