不透明なチカラですが、なにか?

テーマはいろいろ。というか絞れません。2013年7月以前は他のブログサービスからインポートしたので、リンクや画像等がなくなってるかもしれません。

Twitterの訃報

小松左京さんが亡くなったというツイートを、マジかよと思って検索してみたら、あちこちのニュースサイトに出てた。私、今まで好きな著名人が亡くなっても、あんまりそれで日記書いたり、ツイートしようなんて気にはならないんだけど。
今まで、書いたことがあるのは久世光彦さんぐらいか。好きではないけど、何度か仕事ぶりを拝見してて、その特異な進め方を思わず書き留めておきたくなって。


小松左京さん、この人も特別好きなわけではないけど、関わりがあり過ぎだ。もうかなりの歳だし、関わりがあったのは私が学生の時だから、そんなにどうこう書いときたいわけじゃないけど、Twitterのトレンドで「左京」というワードをクリックしたら、ずらーっとツイートが出て来る。検索したってことだけど。それを読んでて、小松左京の小説は読んだことないけど、今度読んでみようと思います、なんてツイートがあると、便乗して書いただけだろボケ、みたいな怒りが湧いて来る。いや、小松左京さんに関するツイートは、かなりの人が単に便乗っぽい。せいぜい、ちょっと読んだことがある程度に思える。Twitterって、ヘンだ。訃報なのに。

小松左京さんは、私が大学生の時に作ったサークルというか団体の顧問になってもらってた。一緒に始めたメンバーの中に、ダイコンというSF大会小松左京さんと顔見知りになったSFオタクがいて、じゃあ顧問になってもらおうということで、大阪朝日放送横のプラザホテルの中にある事務所まで出かけた。
私もSFファンではあったけど、筒井康隆とか半村良とか山田正紀とか、けっこう毛色の変わったところが好きで、小松先生のはニオイというか質感というか、そういうのが感じられなかったので、どうでもいい存在みたいな(笑) 事務所に入ると大きなソファーに、あの巨体が寝っ転がるしかないような感じで、沈み込んでた。ふんぞり返ってて偉そう、って感じだったけど、そのSFオタクが蛍光灯で自作したスターウォーズのライトサーベルを見せると喜んじゃって、起き上がって振り回してた。私はこのおっさん、コドモだなとしか思えなくて(笑)

でもその程度の感情だったり記憶しかない私でも、ツイートの束を見てると、違和感あり過ぎで。ニュースサイトのやせ細った写真を見て、やっぱりショックで思わずツイートしちゃって。



で、またしばらくして、Twitter開いたら、今度はハラカミが亡くなったってホントかっていうツイートがチラホラ出てきてて。そんなわけあるかよ、デマだわと思って仕事してた。
また2時間ぐらいして覗いてみたら、音楽ニュースサイトのリンクを貼ってるツイートがあって。うわ、ホントなんだ。なんて日だよ、今日は。トレンドの「ハラカミさん」をクリックしてみる。すると、今度は逆にレイ・ハラカミさんを本当に好きな人がツイートしてるような気配。いやぁ、それにしちゃあ、CD売れてないでしょと思ったりもするけど、高橋幸宏さんがただ「残念だけれど、間違いではないようだね。本当に悲しい事。」と書いてたり、坂本美雨ちゃんが「ハラカミさん、電話に出て」なんてツイートしてた。いわば身内のミュージシャンたちがこれだけ書いてれば、けっこうグッと来る。こんなの読んでたらさぁ、仕事にならないわ。
私もなぁ、LIQUIDROOM行っときゃ良かった。仕事がそんな時間に終わらないからだけど、今さら後悔しても遅い。Twitterがなければ、何日か経ってからどこかで読んで、ショックを受けるだろうけど、きっとそのうち忘れちゃう。Twitterが増殖させちゃうのよね。


今日のBGM-26【 Sayonara - yanokami

矢野顕子さんとのヤノカミ。これも素晴らしい。



yanokamiyanokami




今日のBGM-27【 rei harakami - owari no kisetsu 】

細野さんの名曲「終わりの季節」をカバー。レイ・ハラカミのどのアルバムにも捨て曲はなく、どれも素晴らしいけど、私はこのカバーで天才だと思った。



Lust/REI HARAKAMI



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