バカロックオペラバカ
バカロックオペラバカ 『高校中パニック! 小激突!!』という、バカ丸出しタイトルの芝居を見てきた。やってるのは大人計画で、作・演出は宮藤官九郎。場所は、渋谷パルコ劇場。
この本を読んで、どうしてもクドカンの芝居を観たかったし、大人計画にも行ってみたかったのよね。
明日までやってるし、年明けからは仙台・大阪・愛知公演があるというので、何も書けないじゃん。もうバカすぎるハチャメチャな展開で大満足なんだけど、ネタが連射されるので、油断が出来ないのよ。
下向いて口に手を当てて爆笑するのをグッと堪えてたら、その後に繰り出されたネタの頭を見損ねた、とかね。ちょっとでも事前に知っちゃうと、その面白さが半減するかもしれないしね。
とりあえず、大人計画のサイトから抜粋。
押忍!メカの次はバカだ!
バカとロックと短ランとジャージとタバコとタイマンとうまい棒とプレハブと新田恵利の「冬のオペラグラス」とエロ本とバカ。
略してバカロックオペラバカだ。
近未来なのに昭和だ。20代30代40代の不良学生がロックを歌いながら高校中で小激突!
そんなの今しかできねえよ!バカ!
そう、ヤンキーものなんだけど、クローズとか、そういう今っぽいのでもない。設定は2020年という近未来だけど、綾小路翔が出演してるぐらいで、80年代のつっぱりと90年代のチーマーと今の渋谷のハイブリッドと… あ、いけない。ネタバレする(笑)
出演は
<出演>
坂井真紀 綾小路 翔
佐藤隆太は、こんな役やっていいんだろうか。いやそれより、坂井真紀がキケンだな(笑) そもそも皆川猿時は、存在がヤバイ!
<音楽>
綾小路 翔 上原子友康(怒髪天)
宮藤官九郎 小園竜一
坂本慎太郎 富澤タク
益田トッシュ 三宅弘城
向井秀徳 横山 剣(クレイジーケンバンド)
音楽はねぇ、とにかくうるさいよ(笑) なんでヘビメタ使うんだよ。 不良がヘビメタ聴いてた時代なんて、あるのか。
バカラップも出てくるけど、これがまたバカで。私、ちょうど前日に出先から会社に戻る途中、あまりに疲れたので、モスバーガーでコーヒーを飲んでひと休みしてたら、なんかヒップホッパーたちが次々に入って来て、熱くステージの反省会をやり始めた。
すぐ隣でやってたので、こっちはもう、ドッと疲れちゃって。でもマジな熱さは、失礼ながらなかなか面白いのよね。右翼の街宣車とかデモのシュプレキコールとか、ああいうのも面白いけど… おっと、ネタバレする(笑)
まああの、渋谷では、そういうのが日常的にあるのよね。
パルコが公開してるこの動画。ぜんぜん、おとなし過ぎ。
年明けからあるという地方公演。これ、渋谷パルコじゃなきゃ出来ないシーンとか、新宿とか渋谷界隈にいる人じゃなきゃ見たことないでしょうとかって“モノ”も出て来るんだけど、どれだけ伝わるのか、ちょっと心配。
たぶん、そのへんを知らなくても、ドッカンドッカン次々にネタが繰り出されるし、異常な展開があるから、笑い転げること間違いなしだわ。
パルコ劇場で観たのは、考えると、つかこうへいさんの芝居以来。芝居ということになると、劇団三〇〇が新宿紀伊國屋ホールで演ったとき以来だわ。どんだけ観てないんだって話で。
芝居を観に行くのは、なかなか時間的に難しいし、チケット取るのも大変だけど、それだけの価値はあるわ。
あと私としては、生阿部サダヲの芝居を観たいな。
今日のBGM-319【 Hiphopper-Thomas Rusiak feat.Teddybears 】