不透明なチカラですが、なにか?

テーマはいろいろ。というか絞れません。2013年7月以前は他のブログサービスからインポートしたので、リンクや画像等がなくなってるかもしれません。

テレビ業界を、ちょっと見直した話

このところ、立て続けに二本のテレビ番組の立ち会いというか、本番直前の打ち合わせとか調整に入らなきゃいけなくて、撮影現場に行って来た。


テレビ業界と今まで何か関わりがあったかというと、社会人になったばかりの時にいた会社は、テレビ局のマルチメディア対応で連携してたところだった。場所が局の隣りだし、資本も入ってるので、お昼は局の食堂に食べに行くことが多かった。
連携してたのは報道局だし、大阪だったからか、特に驚くようなことは何もなかった。

2年ほど前までは、知り合いにテレビ関係の会社の社長がいた。仕事上ではなく、ある団体の中で連携してやらなきゃいけなかったんだけど、会社自体が近く、たまに道を歩いてても出会ったりするぐらいで、関係はそれなりに濃かった。
この人が、なんて言えばいいんだろ。胡散臭い感じの見た目でもあるんだけど、そんなことより言ってることとやってることが真逆で、とてもじゃないけど信用ならない人だった。
必ず週に2回ほどは、局のプロデューサーと昼間から接待ゴルフに行ってたし、◯◯テレビの報道局発で「いついつに、関東で大地震が発生する」という情報、なんていうメールをccで団体の関係者全員に送って来たりしてた。私はこいつ、どういう意図だよ。書き方からしてウソじゃねえか。私はこれはマズい。ほとんどの人はこの人から「テレビ局からの情報だ」といわれたら信じちゃうと思って、「確率は、どれぐらいだと言われてるんでしょ。報道局発なら、天皇家がどこに避難してるか調べてください。継承者まで海外や地方に行かれる予定になってたら、確率高いでしょうから」と、ccで返信してた。そしたら、なんのメールも返ってこない。もちろん地震なんて起こらなかった。

この人のおかげで「テレビ業界」そのものが、信用ならないと私は思い込んでた。


そんな前置きは、どうでもいいんだけど(笑)

今回、二本の収録現場に行って来て、出演者数にくらべて、スタッフの少ないこと。大道具小道具さんみたいな立て込みをやってる人たち、ケーブルを設置してたりするようなアシスタント的な人たちはけっこういる。
作家的な人とか、アシスタントディレクターも、きりきりかりかり仕事してる。
でも撮影スタッフは、カメラマンと照明とディレクターの3人だけ。キー局のそれなりの人気番組が、こんなに少ない撮影部隊なんだと驚いた。テレビ以外の撮影の方が、撮影そのものに関わる人数は多いかもしれない。
もっとテレビって、バブリーだと思った。いかに不況だからとはいえ、行ってきたうちの一本は、ゴールデンの1時間番組だし、タレントも大勢出るのだからね。それが、こんなにコンパクトだなんて。


出演者が入る前に、放送素材を作るための撮影を見てて、ディレクターが「嘘でもいいから、◯◯して」と口癖になってるのが面白かった。やっぱり、ウソをやってるんだ! あ、あの、この嘘って、女性の化粧ぐらいの感じですからね(笑) 虚偽をやれって指示じゃないんです。

私はタレント入りの直前に現場を抜け出して会社に戻ってたけど、そうでもしない限りオールナイト。立ち会ってた人から、撮影完了! というメールを見たら、なんと朝の六時前に送信してきてる。
タレントさんたちも、オールナイトってことね。ってことは、撮影現場での準備に10時間程度、本番に8時間程度ってことか。皆さんタフだ。


もっとも現場にいた人たちは、皆、テレビ局の人ではない。
まああの、やっぱり社員のプロデューサーは、接待ゴルフかもしれないですね(笑)


今日のBGM-236【Deee-Lite - Good Beat】