不透明なチカラですが、なにか?

テーマはいろいろ。というか絞れません。2013年7月以前は他のブログサービスからインポートしたので、リンクや画像等がなくなってるかもしれません。

日本人の死生観

ああ、もうここんところは、発狂するほど超高速で仕事してた。昨日は、朝から画像の加工しながらソーシャルメディアでの対応で、膨大な数の書き込みや返信やコメントして。午後には身分照会しなきゃ入れないような建物で、まったく詰まってないテーマに関して居並ぶ外国人から最終段階を振られて、マシンガンのように喋って、どうにかこうにかまとめて。夜は電話しまくりで、最後は12時半ぐらいにケータイでやりとりしてた。
それでいて、なんでこれだけ仕事しなきゃいけないとかいう気持ちにもならず、必要とされてるんだから応えればいいじゃん。やれることは、やろう。無理だったら断るしかないけど、ぐらいに思えて。たぶんいろんなことをやってたから大丈夫で、同じことをずーっとやってたんなら、ストレスフルでパンクしちゃったのかもしれないけど。

自分がこうしたいというより、やっぱり必要とされることが、なにより大事だし、たぶん嬉しいんだよな、なんて思ってる。どうしてだかね。




3.11からしばらく経って、被災地に入った神戸のレスキュー隊のことをテレビでやっていた。はっきりとは憶えてないけど、その時にレスキュー隊の人が、東北の被災地ではお年寄りを助けようとすると「自分はいいから、若い人を助けてと言われた。神戸淡路大震災とは、まったく違う」というような趣旨のことを喋っていた。
それを聞いて、ああ、東北の人たちって、原日本人っぽいなぁと単純に思った。もちろん被災地にだっていろんな人がいるし、原日本人っぽいと思ったのも単なるイメージだ。
前にも書いてるけど、あの日、渋谷駅はとんでもない混雑だったんだけど、混乱はしていなかった。来ないバス停に長蛇で整然と並ぶ人たち。地下街に静かに座り込んでいる人たち。私はどうしてもバスで行けるところまで帰るという会社の女の子ふたりを駅前のバス停まで連れて行って、そういう光景を目撃して、感慨深く、日本人ぽいなぁと、けっこう誇らしく思ったんだけど、あの時も、なるようになるさと思って会社に戻って、ひとりツイッターを見てたり、発信してたんだよなぁ。
朝まで行きます

ただあの日、JR渋谷駅は初めて見るシャッターを降ろし、帰宅困難者を排除してた。東急もメトロもそう。企業の論理としては分かるけど、鉄道なんて公的なもので、行政と密接につながらなきゃやれない業態なのにね。


被災地支援とかいいながら、いちいち平時と同じように手続きを踏まないと進めない行政。被災地に応援に行っている地方の公務員の人たちは疲弊し、行方不明者捜索に派遣されている警察官たちは末端ばかりだ。特定の個人ばかりに負担が行っている。

私がこういうことを書いてた。そしたら「日本のことを思うなら、そういうことをすべきじゃない。福島のものを買う人がいるから、流通する」とわざわざ意見をしてくれる人もいる。
私は食べさせられる-2
こういうデカいテーマにして話す人は、だいたい嘘つきだよな。外食してたら、産地偽装は普通にあるから、どこにだって出回ってる。しかも福島周辺の農産物は、検査されてても買い叩かれる。買う人がいるから、流通するというは理屈が、まったく成り立たないんですけど。
こういう福島を封鎖しろ的な発想を持つのも日本人的かもしれない。差別して、安心する。だけど九州に逃げたって、PM2.5はばんばん飛んでくるしね(笑) そこそこ高い飲食店なら安心だという人もいるけど、そこそこの店でも中国産の野菜を使っていて、農薬の臭い落しが大変だと聞くよ。安い中国産米は、増加の一途だしね。アメリカから輸入されるものも、どうだか分からないしね。



3.11後、シェアハウスなどが増加の一途だ。ひとりで住むのは寂しいから、というのが一番の理由だろう。私も核家族化は、これからどんどん反転して多世帯住宅が増えるだろうと思ってるし、そんなことをけっこう書いてきた。未婚者だってどんどん増えてるし、もうそういう方向しかないんじゃない。


最近、よく出回ってるドキュメント動画がある。この人の言ってることは、いちいち共感するんだけど、「食べるために牛を殺すのはいい。だけど人間の都合だけで殺すのは納得できない」みたいな話には驚いた。自分がこの人の立場だったら、そこまで自分の飼っていた牛に思えるかどうか。
しっかり自分の価値観で立ってて、気負いもない。人と共生してるわけじゃなくて、動物や自然と一緒に生活してるのね。

原発20キロ圏内に生きる男 - Alone in the Zone

語られている内容はどれも重要だけど、身内の拒絶や東電のウソよりも、私は何よりこの人の死生観が素晴らしいなと思った。



今日のBGM-242【 宇多田ヒカル - 光 】

宇多田ヒカルは、このあと離婚したんだよね、確か(笑) そのあとって、強くなったんだろうか。