ボディメイク? パーソナルトレーナーで痩せた後
取引先での長時間のミーティング。休憩時間に、面白い話になった。
このところ、テレビCMからトラックまで広告しまくってるパーソナルトレーナージムの素人モデル写真。あれは、2ヵ月で本当にあんなに痩せて、あれだけのカラダになるのかと言い出した人がいて。チカラ込めてポーズ取るだけで、腹はかなり違って見えるよなぁと言い出す人も。
まあ、なにかと私の得意分野(笑)
ホントに痩せるとは思うけど、とりあえずその前に写真。
Photoshopで加工したりする以前の時代、エステなどのBEFORE - AFTERの写真は、製版フィルムで横幅を95%とか90%にしていたそうだ。
今は、なんでもできる。それこそ顔の差し替えだって、やろうと思えば難しくない。
ハリウッド映画の中でだって、肉体派の裸を見せるためには、筋肉の影を描く。女性がバストを大きく見せるために、谷間にシャドーを入れるのと同じ効果だ。大胸筋の下、腹直筋のシックスパックには強く、斜腹筋あたりにはボカしたシャドーを。まさに、ボディメイクだ。
最近ではテルマエロマエもやってるっぽいし。
それからライティング。私は風呂に入るとき、風呂場の電気を点けて洗面所は暗いままで鏡を見ると、思わずオオーっと思う。ところが、風呂に入って鏡を見ると、なんだよとガッカリする。
つまりほぼ横からだけ光が当たると、筋肉の影が極端に出てパキパキのカラダに見える。上の写真は、そういうライティングに近い(笑)
とまあ、取引先なのでそんなムダ知識を披露して、場を盛り上げてた。
それから芸能関係や、面白いところでは格闘技関係のレフリーとかのパーソナルトレーナーをやっている、ボディメイク的な業界の先駆け的な人を知っている。
どうしてレフリーがそんなことをするかというと、バキバキの格闘家ばかりの試合で、ぶよったカラダをさらすわけにはいかないかららしい(笑)
その人によると、いいカラダにするためのパーソナルトレーナーがやっていることは、ほとんど一緒だという。
その手のパーソナルトレーナーは、ほとんどがボディビルダーだ。筋トレで自分を追い込んだり、筋肉のため、夜中に起きてプロテインを飲むのも平気だから、それよりはるかに程度のゆるいことで顧客を追い込むのは、サド性を発揮できるってことかもね。
短期間にやるなら、まず大きな筋肉を優先的に鍛え、基礎代謝を上げて、分かりやすい筋肉質っぽいカラダつきを目指す。
スポーツで動くためじゃないから、それでいいらしい。
食事指導は、それぞれ流儀がちがうみたいだけど、共通しているのは、毎食事を写真に撮らせて、内容を書いてまとめさせたり送らせること。まあ確かに人にチェックされるだけでもかなり変わりそうだし、自分でも認識しやすいんだろう。
全体のカロリー、タンパク質の摂取、炭水化物の制限やバランス、食べる時間などなど。特異なのはプロの格闘家が多く通う有名なところ。一日の食事回数を増やし、油抜きした鶏のささみをメインに食べさせることで有名だけど、空腹になるとカラダは脂肪として貯め込もうとするから数回に分けるんだそうだ。
まあこれは、ボディメイク用じゃないだろうけど。
とまあ筋肉をつけて、食事制限をし、追い込んで行けば、2~3ヵ月で劇的に見た目を変えることは出来るんでしょう。
でも成果が出て、ジムをヤメた後、どうなるんでしょう。大きな筋肉だけガシガシ鍛えたらバランスが崩れて、日常生活は問題なくても、スポーツには向かないカラダになってますから。
人にチェックされて守られてた食事は、そのまま続けられるんでしょうか。実際に通ってた人を知らないから、ぜんぜん想像つかないや。
もちろんいいカラダになって激モテでもすれば、やれるでしょうけどね。