働くのは、生き方か 金か 夢か 快感か それともパンのためか
もうヤメちゃった[読み終えた本]を消しちゃう前にざーっと見てたら、仕事とか働き方に関する本が多いなぁ。と思った。
何十年働いたって、仕事する理由って、はっきり自覚できない。生活できなきゃ困るけど、儲けることが嬉しいとは思わないし。自分らしさとかなんて考えてもいないけど、楽しい方がいい。認められることは嬉しいけど、での世の中の役に立ってるかどうか。不要だったり害を及ぼしてたらヤだなぁ、とか。喰うか喰われるかだなんて、どっちにもなりたくないとか。
いくつになっても、いまいち自分の動機がハッキリしない。いや、そんなことより、この先、激変する環境の中でどうやって仕事して行けばいいのか。という不安もある。
たぶん、自信持って「こうだー」っと言える人は病気です(笑)
働き方とか、これからの仕事に関するヒントになるような本を、2012年から書いた中でまとめてみました。「こうだー」っと言ってる著者もいるんですが(笑)
どれだけイヤでも世界の方向性は、こういうこと
本-166『機械との競争』
マシンやICTの発達によって、人間の雇用が奪われているということが主題。ベースになる考え方は、機械に奪われないのは創造的な仕事か、単純な肉体労働の二極化。中間的なスキルの人びとの職がなくなっていくというもの。
最近読んだ本では3Dプリンターでまずやるべきことは、3Dプリンターの設計図で3Dプリンターを造ることと書いてあった。この先、機械は自己増殖するかもね。ターミネーターの世界だわ。
正社員が激減し、個人事業主やフリーランスが増えるとどうなる?
「5年後に主役になる働き方」、それは知られざる職種「アグリゲーター」だという本。アグリゲーターとは集積する人みたいな意味。抽象的な書き方をされてるんだけど、私の解釈では「大工の棟梁」みたいな人があらゆる業種で求められるということだと思う。
背景は、どんな企業も正社員を雇えなくなり、かなりの人口が個人事業主に流れ、プロジェクト型で、必要に応じて集まり、集められ、終わると解散するという仕事の仕方が増えると。
1つの会社に勤めているだけだと、食べられなくなる
アグリゲーターと違うところは、複数の企業に所属するようなイメージを描いているところ。いずれにせよ、正社員ではないですよね。言い方が違いだけで、趣旨は似たようなものです。
ただ個人の視点を中心に書かれているので、とにかくさっさとムダを省けということが強調されています。
「ソーシャルメディアに楽しいことを投稿する」のも無駄で、会社の看板ではなく自分看板で仕事をするために、ソーシャルメディアで「自分マーケティング」を実現しろと書かれています。
「ひとり社長化」を目指し、ソーシャルメディアでセルフブランディング
「国が国民を騙す時代」になったから、個人もプラットフォーム戦略で自衛しろというのが趣旨なんだと思う。プラットフォームとは、人の集まる場をつくれということ。
要するにセルフブランディング。「デキる人」になるより「スキのある人」、「キレる人」より「ちょっと抜けた人」、「格好のいい人」より「愛嬌のある人」を目指す。そして「いつも助けてもらえる人間関係」を効果的につくるんだと。ということは、ソーシャルメディアを中心にアピれということよね。
パーソナル・プラットフォーム戦略 自分をプラットフォーム化する仕事術 (ディスカヴァー携書)
高学歴・有資格・専門知識だけでは「取るに足らない存在」に
この本でのプロフェッショナルとは、日本でいうところの士業。医師も入るけど、弁護士や税理士などの国家資格の必要な士がついた職業が中心。ICTの発達により、高学歴・有資格・専門知識だけでは「取るに足らない存在」になると書いてある。
ハスラー――プロフェッショナルたちの革新 (PROFESSIONAL&INNOVATION)
コモディティ化を避けるスペシャリティ、唯一の人になれと
「スペシャリティ」とは、どんな人なのか。トレーダー、エキスパート、マーケター、イノベーター、リーダー、インベスターと6つのタイプをあげ、詳しく説明してる。
「これから社会に旅立つ、あるいは旅立ったばかりの若者」が対象ということだけど、現状の分析ではかなり的確な内容なので、どんな年齢の人にも役に立つはず。
仕事をするにも、生きるための悪知恵を持て
難しい本ばかり紹介してきたけど、とにかく元気になりたい人はこれ。Yes!高須院長とデキちゃったサイバラの人生相談は、ずうずうしさに満ちている。小難しいことは置いといても、迷っているなら、この本がオススメ。
仕事だけじゃなくて、【家庭編】【男と女編】【性格編】【トラブル編】の5章。
生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント (文春新書 868)
今日のBGM-360【 Sketch Show - Gokigen Ikaga 1.2.3 】
この自虐的な歌詞(笑) 音楽界ではワールドフェイマスな細野晴臣と高橋幸宏だって、自分たちがコモディティ化しているのは重々承知なのかもしれない。
スペシャリティに溢れているはずのおふたりだって、マネするのは簡単だしね。自虐的でも、いつまでも精力的に活動されてるよね。
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