不透明なチカラですが、なにか?

テーマはいろいろ。というか絞れません。2013年7月以前は他のブログサービスからインポートしたので、リンクや画像等がなくなってるかもしれません。

三井不動産のマンションが完売続きだという理由は、忘れていたあの事情

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私がマンション業界に詳しいわけでもないけど、三井不動産の販売する分譲マンションが完売続きだという。

信憑性はなんともだけど、事情を知っている人から聞いた話は、なるほどな。あるかもな。だった。

 

まずは、この話から。


そう簡単に書くと、ららぽーと横浜と一緒に、くっついて開発された巨大な分譲マンションが傾いた。偽装が原因だということで、建設した三井住友建設も、偽装したといわれる旭化成建材も株価が急落した。

 

テレビなどでもずっと追いかけてたので、知っている人も多いだろう。私も野次馬根性だけで、報道を見てた。

ところがいつしか沈静化。まったく忘れてた。

確か報道では、住民との全面的な建て直しで合意したというとこらへんからかな。

 

その後の三井不動産の補償内容が、完売につながっているのだそうだ。

で?

 

私は傾いたパークシティLaLa横浜の住民は、高齢者が多いのではと思ってた。だってショッピングモールとくっついていて、出歩かなくても生活できるというのが売りで。でも、JR横浜線鴨居駅から徒歩10分という場所。鴨居自体がローカルな場所だし、川沿いで工場地帯だったところを再開発したエリアだ。

平たく言っても、辺鄙な場所だし、住環境は良くない。

ところが思いのほか、小さな子供のいるファミリー層も住んでいたらしい。

完全に壊して建て直しということだと、住んでいた人たちは転居しなきゃいけない。完成までの間、どうすんだよと。

 

で、三井不動産による補償というのが、こういうこと。

◯戻るつもりのない世帯には、販売価格に数百万上乗せして買い取る。

◯戻る人たちには、転居した先の家賃を20数万円まで負担するというもの。

 

20数万円の家賃なんて、そんな高級物件は鴨居周辺にないそうだ。それでここぞとばかり、武蔵小杉のタワーマンションに仮住まいしている人たちが大勢いいるという。武蔵小杉の賃貸タワマンでは一大勢力になっているそうだ。

 

小学生中学生の子供がいて、転校させたくない人たちは周辺で賃貸を借りているという。それでも通学は大変。それで、三井不動産がバスを出して送迎しているらしい。

ちなみに以前からLaLa横浜の住民は月一で、木更津の三井アウトレットパークまで無料で利用できる送迎バスが出ていたそう。

 

で、この話、分譲マンションを狙っている人たちには知れ渡っているそうで、「なにかあれば三井不動産はここまでしてくれる」と評判になっているそうだ。

これだけ東京エリアでビルやマンション、なにより再開発があちこちでされていれば、手抜きやミスのリスクは大きいからね。

中小のディベロッパーが三井不動産みたいな補償していたら、完全に倒産してしまう。

 

まあ、ね。

でもそんなに信用する前に、3.11のとき、液状化した浦安の分譲地で、三井不動産がどういう対応をしたか、調べておいた方がいいよ。

もちろん、天災と人災。戸建てと分譲マンションという違いはあるけれど。

 

それと、暴落は、そろそろかもね。

 

 いやいや、2020年までもたないって。バブルは、もう終わったって。

 Amazon - 2020年マンション大崩壊 /牧野 知弘

 

今日のBGM455【CHAI - ボーイズ・セコ・メン】

騙されちゃダメよって歌ですけど、他意はありませんから(笑) 

 

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