不透明なチカラですが、なにか?

テーマはいろいろ。というか絞れません。2013年7月以前は他のブログサービスからインポートしたので、リンクや画像等がなくなってるかもしれません。

え、ボーカル? ボコーダーとか感情があんまり入らないのが好きなんです選

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こないだバンドをやってる大学生から、どんなボーカリストが好きですかと聞かれて、うっ、ボーカリストか!?

声が好きなボーカリストはいるけど、どっちかというとロボボイスとか言われたり、つまりボーコーダーとかボーカルプロセッサーとかエフェクター使って非人間的な声にしたものの方が好きだわと答えた。

それボーカリストじゃないじゃないですか。なんで非人間的な方が好きなんですか、とさらに聞かれて、なんでだろと困った。

 

そ、そうね。日本でロックボーカルと言っても、演歌っぽかったりするしね。力んでたり甘かったり。そういうのよりは、声を楽器のように使っているのがいいかなと答えたけど、自分でもどうしてだかわからない。

そもそもテクノ系の方が好きだしね。

 

 

どんなのかって、それはこんなの。

分かりやすいのは、Perfume。前から加工しまくりだけど、以前はもっと甘ったるかった。甘くて曲が良くても聴く気にならなかったけど、このところは甘さを抑えてる感じでいいわ。

Perfume 「TOKYO GIRL」


 

 

 

 

もっとも好きなのは、これ。YMOにはボコーダーものが数あれど、テクノドン東京ドームは別格。

YMO - BEHIND THE MASK (1993 Tokyo Dome Live)



散開から再生して出たアルバム『TECHNODON』にも、BEHIND THE MASKは入っていない。BEHIND THE MASKが出たのは、1980年の『Solid State Survivor』。

でもアレンジがまったく違う。 

 

1993年東京ドームのアレンジは、このDVDの中にしかない。私は見に行きましたけど、鳥肌ものでした。

Technodon Live 1993 Tokyo Dome [DVD] 

 

 

そして今、ボコーダーの代名詞的な存在はダフトパンク。もっと色々あるけど、アルバムとして群を抜いているのは『Random Access Memories』だから。

Daft Punk - Give Life Back To Music (Not official videoclip)



ファレルの声も人工的な感じがするけど、ファンクとテクノは近い 

ダフト・パンク - ランダム・アクセス・メモリーズ

 

 

ファンクで名曲はいくらでも出てきますけど、ド定番はやっぱりLet's Grooveですよ! 顔濃いわ(笑)

Earth, Wind & Fire - Let's Groove



ベストも濃い曲ばっかりだわ(笑) 

 LET'S GROOVE - BEST OF Earth, Wind & Fire

 

 

ド定番はLet's Grooveと書いたけど、私にはボコーダーなのか、トーキングモジュレーターなのか、あるいは他のエフェクターなのかわからない。今なら普通に録った後、なんでも加工できちゃうんだからあんまり区別しても意味ないんだけど。

明らかにトーキングモジュレーター/トークボックスだという曲は、昔のファンク、R&Bにはいくらでもある。流行し過ぎで他のジャンルでも。

一番有名なのは、ピーター・フランプトンのショーミーザウェイかな。ハードロックでもエアロスミスが使ってる。

 

Aerosmith - Sweet Emotion

映像のおかげもあって、アヤシイさ満点の使い方(笑) タイトル通り、エモーションを表現するにはピッタリなのよね。だからファンクで多く使われたのかも。

 

 Aerosmith - Toys in the Attic

このアルバムの邦題は『闇夜のヘビーロック』。Walk this wayも入ってるし、名盤。 

 

 

これって、どう? 「はじめてのチュウ」この声もいいよね。

Wikiによると“歌っているのは作詞・作曲者の実川俊晴である。録音時にテープを半分のスピードで回しながらゆっくり歌い、再生時には通常のスピードで再生するという手法によって、エフェクト処理を施した様な可愛らしい歌声を作り出した”そうです。

 

キテレツ大百科 はじめてのチュウ - あんしんパパ



たぶんクラフトワークの影響だと思いますけど、こんなロボボイスの曲が1990年に出て、93年95年と再発してるなんて驚き。サントラがあった。

キテレツ大百科 スーパーベスト Soundtrack

えーっとポチるときは冷静に値段見てくださいね。そんなに貴重なサントラか(笑) はじめてのチュウは、名曲中の名曲ですけどね。

 

 

加工ボーカルを表現として最高度に昇華させたのは、ローリー・アンダーソン。音楽家というよりパフォーマー? 現代美術の作家か?

「オー スーパーマン」は当初1000枚プレスされただけのアート作品だったのが、なぜか世界中でヒットした。ルー・リードの奥さん。

Laurie Anderson - O Superman [Official Music Video] 

 

Big Science CD - ローリー・アンダーソン

 

 

 

ボコーダーといえば、クラフトワーク。でもほぼ加工していない生声で歌ってる曲もあるんです。どう使い分けてるんだろ。

Kraftwerk - Planet Of Visions


  

ミニマム-マキシマム [DVD] - クラフトワーク

 

 

バンドとしてはいちばん好きなTeddybears。まあもう活動してるのかしてないのかわかんないけど。ゲストボーカルのとき以外はボコーダー

Teddybears - Rocket Scientist 

 

日本ではほとんど知られてないけど、 Teddybearsはいい。ダフトパンク並みのお金を持ってれば、匹敵する人気になるんじゃないかと。

Devil's Music / Teddybears 

 

  

最後は元LMFAOのRedfoo。LMFAO自体、コーラスはいじりまくったものばかりでしたけど、ソロになったRedfooもあんまり変わってません。バカ過ぎです、どれも(笑)

Redfoo - New Thang


 

Party Rock Mansion [Explicit] - レッドフー