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不透明なチカラですが、なにか?

テーマはいろいろ。というか絞れません。2013年7月以前は他のブログサービスからインポートしたので、リンクや画像等がなくなってるかもしれません。

映画『イップ・マン−序章−』

もちろんDVDで観たんだけど。いやぁ、これだけ正統派のカンフーものって、他にあるだろうかってぐらいちゃんとしてる。ビックリした。集団ってことになると、『少林寺』とかブルース・リーものもあるけど、脇役までちゃんとしてる映画って、ちょっと記憶がないわ。

そもそも、そんなに中国武術に興味がないんだけど、動きとして武術的にヘンじゃない。攻防がリアルだ。武術監督は、サモハン・キンポーだそうだ。え、サモハン・キンポーがこんな正統派の演出をするんだってぐらいで、ワイヤーも使ってるけど、かなり抑制されてて気にならない。
イップマン


ストーリーは、日中戦争勃発前夜からの、中国の佛山が舞台。主人公は、佛山は武術道場が乱立する地なんだそうだ。『ベストキッド』や、前に本日記で書いた『中国なんて二度と行くかボケ! ・・・でもまた行きたいかも。』で崇山少林寺周辺の武術学校群が出てくるけど、『イップ・マン−序章−』に出てくる佛山は、なんか商店街のように道場が密集してる。
葉問という、実在の人物を描いてる。詠春拳の達人だったんだそうだ。彼を倒して名を挙げようとする武術家たちも多いが、軽くやっつけてしまう。予告の動画では、あんまり出てこないけど、この攻防が素晴らしい。主演のドニー・イェンって人はまったく知らなかったけど、とにかく動きが素晴らしい。もろ詠春拳の技法ってこともないだろうけど、逸らせたり外したりするのと攻めが一体になってる様子とか、地味になりがちな詠春拳の攻防を、演出過剰にならずに、緊迫感のある感じで見せてる。
言葉では語られないけど、出てくる拳法にそれぞれの特徴ある動きが出てくるのも、面白い。

もちろん、日本軍は悪役。このあたりの設定はブルース・リーの『怒りの鉄拳』と、ほとんど同じ感じ。でも日本軍の中でも、誰もが極悪非道の権化みたいに描かれているのではなく、ちゃんとキャラクターが設定されている。占領された佛山の人々も一様ではなく、警察署長が日本軍の通訳として働いてるけど、苦悩する様子や身を守るための、同胞を救うための行動も、とても現実的に描かれている。それだけ展開にリアリティがある分、日本人としては複雑な気持ちになるけど、いろいろ抑制的に、過剰にならないように描かれているから好感が持てる。

じゃあ、本当にこのストーリーがリアルなのかというと、そんなことはないだろうって気がする。本当に葉問がこれだけ強かったのなら、こんなに人格者なわけがないだろうって(笑)
あと、空手の挨拶の仕方とか、後ろ廻し蹴りとか当時にはなかっただろうという技が出て来たりと、おかしなところは、ちょこちょことあるにはある。


だけど、カンフーものとして、戦争ものとして、この映画はべらぼうにスゴいと思うな。続編の『イップ・マン−葉問−』も観なきゃね。


イップ・マン 序章』オリジナル・トレーラー



イップ・マン 序章 [DVD]


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