不透明なチカラですが、なにか?

テーマはいろいろ。というか絞れません。2013年7月以前は他のブログサービスからインポートしたので、リンクや画像等がなくなってるかもしれません。

ターゲットがハッキリしている人は、婚活サービス向きだって

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正直なところ、私には出会い系アプリを使う人と結婚相談所に登録する人のちがいが、そんなに分かってない。

出会い系アプリや結婚相談所のことは、前にも書いた。


書いたのは1年半ほど前だけど、そのころと今とで、知識の変化はまったくなかった。

だけど先日、ブライダル産業大手から仕事のことでアプローチがあって、会ってきた。

詳しいことは書けないけど、すでに婚活産業は過当競争で、結婚どころかつきあおうという意欲のあんまりない人まで囲い込まなきゃいけない状況らしい。

だから聞いたことなのか私の想像なのか、ハッキリさせないで久々のブログを書いてみる。

 

どうして恋活アプリの広告は、エロに走っているのか

Facebookではそもそも怪しいのが多いけど、愛人紹介みたいな広告が出てきたりする。ところがTwitterをしていると、恋活とか出会い系みたいなアプリの広告が一番多い。それはきっと、未婚既婚を把握しているかどうかの違いなんだろう。

 

そんなTwitterの広告は、このところ大手から無名のところまで、どれもエロで釣ってるとしか思えない写真や動画ばかりを使ってる。

これでアプリで登録した人は、恋愛を求めてるの? その先に結婚を意識してるの?

きっと女性向けにはもっとちがう写真や動画を使ってるんだろうけど、男性側にはエロいのかしか出ていない。怪しい出会い系にしか思えない。

 

その理由のひとつは、前述の過当競争で利用者を幅広く取り込まなきゃいけないから。そしてもうひとつは、条件でマッチングする人たちは簡単にマッチングしてしまうから、条件じゃない人たちを取り込まなきゃいけないらしい。その攻めどころの大きなのがエロなんだそうだ。ん?

 

条件でマッチングって、どういうこと?

出会い系なら、いまいる場所とか見た目とか、ゆるいメッセージでマッチングする人がすぐマッチングするのは想像できる。場所や顔やスタイル、ファッションだって条件っちゃ条件。

 

そういう容姿じゃなく、職業、年収、学歴を優先する条件マッチングもあれば、女性側から家事を分担してくれるとか、一切家事をしなくていいとかというのも条件だろう。

仕事に理解がある。たとえば毎週のように出張があって家をあけるとか、まもなく海外に赴任するけど、結婚して一緒についてきてくれる人とか、そういうのも条件だろう。

このCMだって、条件のマッチングを言ってるよね。

 

 

なんていうか契約書的な文章に明確に書けるようなことで相手を捜している人は、条件さえ合えばカップル成立するまでが早いという。

それって恋愛はあるの? 好きとか嫌いじゃなく、契約書的な条件が合えばくっついちゃえるわけ? と私なんかは思うし、出会い系の方がまだ恋愛っぽいわとも思うけど、どうもそうらしい。

結婚というマッチングなら、細かい条件が明確な人の方が早く成立するという。

かなりオソロシイ時代だと思ったけど、考えてみると昔のお見合いとかも、それに近いかもしれない。家がどうかとか、釣り合うかとかね。

 

なんかマッチングって、ショッピングっぽくないか

しかし昔のお見合いとちがっているのは、マッチングがなんか買い物みたいだなというところ。

スーパーに生鮮食料品を買いに行って、鮮度がいい悪い、値段が高い安いとか、傷んでるから売り物にならないとか、そういう感じ。賞味期限が近いからとか、夜7時には値引きシールが貼られるから、そこで買うのが賢いとか。

もちろん消費者としては無駄遣いせず、賢い買い物を求めるのが当たり前だけど、度が過ぎると結局世の中は巨大スーパーやモールしか残らなくなってしまう。

 

婚活をショッピングに例えるなら、生鮮食料品じゃなく、クルマとか家とかで考えた方がいいのかも。

象徴的なのは、湾岸のタワマンを買うというもの。買うのはステータスという人もいるだろう。しかしステータスだと思っているのは、見事に釣られた人たちで、多くの人は転売益狙いの投資。だから、スゲーだろと煽って実勢価格をあげて、自分は高値で売却を狙うのがメインプレイヤー。

そういうので考えると、男性ならトロフィーワイフ的な美人を狙う。女性なら3高で将来出世が確実そうなイケメンを狙う。メインプレイヤーは、現在価値よりも将来価値を考えるから美人は確実に値下がりする。値下がりするけど、転売、つまり再婚するときの“自分の価値”を上げてくれる美人を狙う。

 

という感じで、買い物に例えて、婚活を賢い消費行動として考えるとオソロシイことになる。お互いの条件がマッチすればそれでいいとする人の、マッチングが早いのは当然だ。

だけど条件で結婚した人たちなら、条件が合わなくなれば売却も早いはずだ。いらなくなればメルカリで売って、新しいのを買う。そういう感じなのかも。

 

ショッピングなら、バーゲンだって当たり前にある

もうひとつ象徴的に考えられるのは、バーゲンセール。春物が店頭に並ぶころには、秋冬物のセールがある。

ファッション性の高いブランドなら、春物を店頭に出すのは真冬。セールの割引率はそれほど高く、売れなくても店頭から冬物を片付ける。

そこまでファッション性の高くないブランドやショップはセール期間が長く、段階を踏んで安くなり、最後には売りつくしのセールが始まる。あるいはファミリーセールや会員制のセールと称して、一般の目に触れないところで売りつくす。

売れるのは安さと、これを逃したら買えなくなるという切迫感。そしてきっとギラギラした大人数が集結する高揚感みたいなもの?

 

それでも売りつくせなかったら、ファッション性の高いブランドなら廃棄し、それほどでもないブランドなら海外に持っていく。

 

婚活でも、条件がハッキリした人の流れは、こういうことに近いのかも。素早くマッチングしてしまえば、定価販売で丁寧に包装もしてもらえる。

それが素早く決まらないと、扱いは、一山いくらみたいな集団の中のひとりになっていく。条件がハッキリしてる人たちは、気持ちとかビビッとくるとかじゃないし、合理的だからそういうセール扱いを避けるためにも、早く売ろうとするのかもしれない。

 

 

問題は消費しないよという人たち

売る気満々、買う気満々の人たちは、そうやって婚活サービスとしても、いろいろな手段を開発して対応できるし、収益の機会もある。

 

ギラついていて、条件ですぐ決まる人たちは、婚活サービスとしてはウマミは少ないけれども、イメージ的には必要だ。入会三ヵ月で成婚した3高男性と美女とか、見た目は良くないけどキラキラ企業勤務男性と知的なキャリアウーマンのカップルとか。

 

問題は、婚活どころか恋愛さえもしたくない。めんどくさい。ひとりで生きていくのも、それほど不自由ないしみたいな人たち。

婚活サービスの過当競争具合は、そういう恋愛市場はおろか、結婚市場にエントリーしたくもないという人たち。ここまでも取り込む必要があるそうだ。

 

なんていうかアグレッシブで半年で婚約まで行ってしまいたいという人なら、複数のサービスに登録しているだろうし、試しているだろう。

アグレッシブじゃない人も会員として大量に抱えておかないと、見せることのできる玉が少なくなってしまう。

そこで婚活どころか恋愛さえもしたくないという人でも、エロなら引っかかるかもしれない。とりあえず男性向けはエロ誘導を試してみろ、という婚活サービス間の競争、ミート戦略競争が勃発したんじゃないのかと。

 

最後のところは、まったくもって私の想像ですけど。まあそれほど外れてはいないんじゃないかと思います。

悪い言い方をすれば、セール会場に売り物が少ないと困るとか、そんな感じなのかもね。

 

そしてリサイクルショップも雨後のタケノコのようにできるし、オークションだってリユースだって、そのうち当たり前になるってことかもよ。

「恋活メルカリ」とか。響きがヤバいわ(笑)

 

 

Amazon - すごい! モテ方/内藤誼人 著 

タイトルからしてモテるかどうかは分からないけど、「男心」の動かし方は知ってるね、という感じ。

 

 今日のBGM467【さよならダーリン - 東京ゲゲゲイ】



このチャリ軍団が夢に出てきてウナされそう(笑) 歌詞も映像もダンスも、怖い。