不透明なチカラですが、なにか?

テーマはいろいろ。というか絞れません。2013年7月以前は他のブログサービスからインポートしたので、リンクや画像等がなくなってるかもしれません。

[読んだ本から]

日本の本の著者は、どうしてこうも腕組みバッカリなんだよ

先日巨大な本屋に行って、まず「新刊・話題の書」みたいなコーナーで眺めていたら、なんか笑いそうになった。 だって日本人著者の本の表紙は、ほぼ100%腕組みしてるんだから。陳腐も陳腐。外国人の写真で腕組みしてたのは、ドラッカーだけだった。 いったい…

「東京五輪後の日本経済」はゲスいかと思いきや、マトモだった

エラそうな言い方だけど、「そんなの分かりきってんじゃん」と読んでる最中から思ってた。正直にいうと、そうでしょと。 元日銀審議委員の人が書いた本だから、日銀内部での話や内外の有識者がどうのや、具体的な裏付け数字など学ぶところは多いけど、素人の…

スマホから取られる、メタデータとGPSで何ができる?

スノーデンの著書『スノーデン 日本への警告』を読んで驚いたことはいくつもありますが、最近、そうだ、これが一番ヤバイじゃんと思い始めたことがあります。 それはメタデータと位置情報を追いかけられるということ。 Amazon - スノーデン 日本への警告 GPS…

やり遂げる力=グリットが、これほど持ち上げられるのはどういうことなんだ

先日「学歴は、やり抜く力の凝縮」「やらない人は自分を正当化する言い訳が上手い」とブイブイ言わせてる起業家の方がツイートして、それをブイブイ言わせてる新手の起業家の方がリツイート。 さらに「だからこそ学歴に自信がない人は早い段階で「グリット(…

「勝ち組サイコパス」には近づくな。逃げろ!ってことよね

1、2ヵ月前、かな。中野信子さんが「トランプはサイコパス」とかいう記事を、何かの雑誌に書いたというツイートがあった。 中野信子さんは面白いけど、異常心理みたいなことには興味ないしな。とすっかり忘れてた。先日、本屋に行ったら、この「サイコパス」…

運命の人か、条件検索か。フェロモンパーティとオンライン婚活の未来

先日、帰りの電車で立っていた目の前に、婚活サービスの広告があった。ホントにまあ、最近は婚活関連の広告が多いよな。それだけ大変なんだろう。だけど運営してる方は、出会い系と区別なんてないんだから大丈夫なんだろうか。 (前にこんなこと書いてます)…

生まれた瞬間に、結婚相手が決まっているようなディストピアは来るのか

たまたまテレビをつけたら、Eテレで「新世代が解く!ニッポンのジレンマ 元日SP」というのをやってた。 新世代が解く!ニッポンのジレンマ 元日SP1975年以降生まれ以外「立ち入り禁止」の新鮮なスタジオで、新世代がジレンマを解く!というもので、これは朝…

あったかもしれない日本、あるかもしれない東京

年末だし、今年読んだ本でいいものを紹介しようかと考えてたら、今年読んだのは仕事関連の本ばっかり。紹介しても意味ないっていうことより、こんなに現実的な価値のある本ばっかり読んでたらバカになるわ、私。 とちょっと反省してたら、あ、面白い本がある…

食べログ倒産!? ネット予約のドタキャンばっくれという闇

けっこう前だけど、知り合いから「食べログのネット予約で、潰れちゃう店がけっこうあるらしい。食べログから予約するとポイント付けるけど、ほったらかしてもポイントそのままらしいよ」と聞いて、驚いた。本当なのか。なんか食べログなら、それぐらいあっ…

『コンビニ人間』が浮き上がらせる優秀な部品と、そこそこのフランチャイズ

買ったのは、ほぼ一ヶ月前。仕事帰りに書店によったら、芥川賞受賞作『コンビニ人間』のハードカバーが並んでいた。 いい装丁だなぁと思いながら、しかも作者の村田沙耶香の受賞インタビューを聞いていてこの小説面白いかもとも感じていながら、ハードカバー…

[日本会議の研究]似たような宗教的心情の人たちが集団で政治に関与すると、どうなんだよってことだわ

安倍政権を支える「日本会議」の真の姿とは? 中核にはどのような思想があるのか? 膨大な資料と関係者への取材により明らかになる「日本の保守圧力団体」の真の姿。 「明治憲法の復活」や「日本の古い家族制度の維持」 社会全体として右傾化したとは言い難い…

杉並の「公園を保育園に」に大激怒する住民は、人口ボーナスで潤った人たちじゃないの?

待機児童解消のため、杉並区が区立保育園を建てようと住民説明会を開いたところ、住民から反対意見が相次ぎ、5時間半にわたって紛糾したというニュース。私はこれを初めて見たとき、ああー久我山ねぇ。あのへんだとそうなるわね。 と思った。

辛酸なめ子『妙齢美容修業』を読んで、これをいったい誰が喜ぶんだよと

妙齢とは、お肌のかげりが気になる微妙な年齢のことだそうだ。辛酸なめ子さんが編み出した新発想全70種美容法を紹介した本。期待通りに面白いけど、「blog美容」とか「石ガール美容」とか「脱毛SM美容」とか新発想過ぎるだろ。なんにも美しくなりそうにない…

『限界費用ゼロ社会』を読んで、たらたら書きました

『限界費用ゼロ社会』という本を読みました。 けー、というぐらい難しいのに、なぜだかブログに書く気になりました。なので多々、間違いがあると思います(笑) まずこの本に「モノやサービスの価格が限りなくゼロに近づく」とは、書いてない。似たようなこと…

握手をしたとき、握っているのか、握られているのか?

『触楽入門』という本を読んだ。とても面白かったが、私の興味の持ち方や読み方はぜったいにメジャーじゃない。第一こんな本、誰が読むんだよと思って、ブログに書こうとも思わなかった。 そしたら先日、カフェでとなりのテーブルにいたショップ店員らしきオ…

この一冊だけ読んどけばいいという、読まなくてもいい本の読書案内本

書店で『「読まなくてもいい本」の読書案内』を見かけたとき、なんだよこのタイトルは?と思った。著者は橘玲さんだから、読む価値のない本批判じゃないとは思ったけど、読んでみてびっくり。サブタイトルにー知の最前線を5日間で探検するーと書いてあるけ…

戦場以上のストレスだという通勤電車で、死なないために

しかし今日はヒドかった。遅延どころか、改札の入場規制まであってどうしようもなかった。雪が降って、積もって運休とか遅延って年に1、2度あるけど、あちこちで乗車率200%超えだったんじゃない? 今日はちょっと特異日としてちょっと話が別ね。

紹介してないけど、これはいいよという本を、売り飛ばす前に

年末の片付けをしていて、本も売りに行かなきゃと整理していて、あー、これはブログに書いてないけどオススメだわ。という本も何冊かあって、心残りなので売り飛ばす前に書いておきます。

『鮫肌男と桃尻女』の、強烈なキャラと空気感のオフビートな魅力

娘の部屋に入ったらSMとデカく入ったDVDがあった。あ、あの、なんかチェックしに入ったんじゃないですから。またあいつ、俺の本を持ってたなと探しに行ったんです。 そしたらSMのDVD。なんだよこれと手に取ったら、なんと『鮫肌男と桃尻女』の映画! 『鮫肌…

人工知能は、人類最悪にして最後の発明か?

『人工知能』というタイトルで、「人類最悪にして最後の発明」というサブタイトルの本を読みました。6月に出てすぐ買って読んだんだけど、読み終えた感想は、よーわからんというもの。よーわかんないことをブログに書いてもなぁと思っていたら、ウェブマガジ…

『格差固定』と風俗がセーフティーネットという本

『格差固定』の著者は、三浦展さん。この本の帯に書かれている通り、2005年に出版された『下流社会 新たな階層集団の出現』から10年後の調査結果を元に書いた本だ。

ゆるめるなら、カンタンな骨ストレッチが最高峰かもしれない

『ゆるめる力 骨ストレッチ』を読みました。 前に『「筋肉」よりも「骨」を使え!』を読んで骨ストレッチを知り、劇的な効果なので、けっこうやってた。 『「筋肉」よりも「骨」を使え!』を読みました

廃人をつくる依存症ビジネスは、最強最悪なの?

iPhone、フラペチーノ、危険ドラッグ、お酒、 フェイスブック、アングリーバード、オンラインポルノ…… 私たちは、なぜこうも簡単に「病みつき」になるのか? もはや病気ではない。 最強最悪のビジネスモデルである。 帯には、そう書いてある。 『依存症ビジ…

『女子をこじらせて』と『パリの女は産んでいる』を続けて読むと

最近、『女子をこじらせて』と『パリの女は産んでいる』を読んだ。『女子をこじらせて』は文庫本になっているのを買った。『パリの女は産んでいる』は2年以上前にハードカバーで買ってたんだけど、なぜだか読もうという気にならなかった。 続けて二冊を読む…

日本はどうして基地と原発をとめられないのかという本

書名は、『日本はなぜ、「原発」と「基地」を止められないのか』。 ずっと前に読んでたけど、この本のこと書くのはいろいろ面倒だなぁと思って放ったらかしてた。そしたら昨日、朝の満員電車でこの本を読んでる若い女性がいた。社会人になったばかりぐらいの…

『宇宙飛行士が教える地球の歩き方』は、恐怖を押しのける術(すべ)まで教えてくれる

私が『宇宙飛行士が教える地球の歩き方』の著者クリス・ハドフィールドを初めて知ったのは、国際宇宙ステーションで撮影された世界初のMV『Space Oddity』。Youtubeで公開された動画は、現在なんと2570万回以上再生されてる。宇宙を、宇宙ステーション内を背…

『生物多様性』は、「地球の裏にいる未知の虫が絶滅して、何か問題でも?」と問う

書店で面白そうだと思って手に取って、パラパラとめくりながら読んでいると、この先生『ゾウの時間 ネズミの時間』を書いた人か。そりゃあ面白いはずだ。 この本に何が書いてあるのか。帯の文章にはこうある。 「地球の裏にいる未知の虫が絶滅して、何か問題…

日本人は、お金が大好きで、ハゲタカで、不真面目だという本

『投資家が「お金」よりも大切にしていること』という本を読みました。 私はたぶん、金融系、特に投資を仕事をしている人に偏見がある。というのも、現実に知っている投資関係の人たちが、揃いも揃って、鈍いなあと感じさせるからだ。何に鈍いって、人の感情…

デジタルは人間をパクるのか

『デジタルは人間を奪うのか』という本を読みました。タイトルが面白かったので昨年買ったのですが、最近まで放ったらかしで。というのも人間を奪うのかっていう、ワザと言い回しに違和感を持たせて引っ掛けてるけど、ちょっと考えると仕事を奪うってことだ…

『ゲーム・チェンジャーの競争戦略』という本

「ゲーム・チェンジャーの競争戦略」というタイトルで、「ルール、相手、土俵を変える」と書いてあれば、ははぁーと思う。表紙の四つの事象といい、ボストンコンサルティングみたいだなと読み始めたら、BCG出身の人だった。まとめ方はさすがだけど、内容的に…