お盆とグローバリゼーション

世の中はお盆だけど、私は大変なことになってた。
あるクライアントの仕事で、木金が終電間際。土曜日も出なきゃいけなくて、終電。月曜日も出社して、終電間際。今日、あ、もう昨日になっちゃったけど火曜日も出るか出ないか、ぎりぎりのところで、出なくてすんだ。
会社は13、14、15日と休み。急な話だったので、私しか動けなかった。
え、日曜日は休みじゃんって?　日曜日は合気道の会派の理事会で、暑気払い。こんなもん、ほとんど仕事だ。金の出ない仕事ね(笑)　だから私のお盆休みは土日もなく、昨日もそれでもメールと電話で仕事はしてたから、15日だけだ。

実際問題、仕事をいただけるのはありがたいが、こんなスケジュールってある?　
だいたい大手の印刷会社は会社ごと一週間休みだし、通常は私たちの世界ではお盆進行で、そこで仕事しなきゃいけない場合は、かなり速い段階で打診があるもんだ。
なんでこんなことになったかというと、外資で幹部がみんな外人だから。「オボン?　OH bomb?　チガウンデスカァ。ゴセンゾサマガ、カエッテクル?　ナンジャ、ソラ、ゾンビデスカ。ビジネスト、カンケー、ナイデースネェ〜」ぐらいのもんだ。お前らのクリスマス休暇よりマシじゃと言いたいけど、日本人のほとんどもクリスマスで浮かれるから、あんまり言えない(笑)

そうはいっても、日本企業だって、けっこう仕事してる。小売業や外食産業は稼ぎどきだし、観光地も忙しい。月曜日に会社に出たら、同じ階のアパレルの商品開発みたいな部門が普通に仕事してて驚いた。
おまけに、今月後半に関わる仕事のメーリングリストで送られてくるメールは、土日昼夜を問わず、どんどん飛んでくる。どんだけ仕事してるんだ、あんたらは。そりゃもう、お盆が終わる前にまとめてくれなきゃ、あとをやるうちが困っちゃうんだけど。

話は戻って、私が昨日までヒーヒー言いながらやってた仕事でも、いろんな企業がかかわってくる。誰でも知ってる国際企業のマーケの外人は、必要最小限のことしか書いてないメールを早朝から送ってくる。こちらから何かを送ったら必ず返信してくるから、ルールは守られてるんだけど、姓しか書いてない。愛想はなく、極端にあっさりして、逆に面白い。というか、姓がギャグみたいで、毎回笑える(笑)
そしたら、いきなり大使館まで出てきて、驚いた。国ぐるみでということもあるけど、外人にお盆は関係ないんだなと。
コスト競争とか、かかわってくる人の国籍でグローバル化を感じることはあるけど、今回みたいに日本独自の文化というか風習というか、そんなことだって崩れてくるのねということが、イヤというほど理解出来た。

あ、こんなしょうもないこと書いてて、大事な一日だけの休みが、一時間以上過ぎちゃったわ(笑)

今日のBGM-187【 Ed Sheeran ー wish you were here 】

観たかったオリンピックの閉会式。必死こいて探しても、ほとんどマトモなのがない。ちゃんと見ることができたのは、これだけ。ピンクフロイドの名曲、wish you were here。この最後の演出、ファンなら泣ける。
ピンクフロイドのメンバーは、ドラマーだけだけど、ほとんど新人といっていいエド・シーランのボーカルは、かなりいい。