不透明なチカラですが、なにか?

テーマはいろいろ。というか絞れません。2013年7月以前は他のブログサービスからインポートしたので、リンクや画像等がなくなってるかもしれません。

映画『イップ・マン 葉問』

これだけ正統派のカンフーものって、他にあるだろうかってぐらいちゃんとしてる。って、前作と同じ感想(笑) ってことは、前作よりスゴかったってことね。もう完ぺき。とっとと日記書こうと思ったんだけど、今週は忙しかったわ。まだ終わってないけどね(笑)

前作『イップ・マン 序章』で、葉門の住む仏山は日本軍に占領される。空手の高段者である三浦将軍が、軍の格闘技師範となれば命を助けると持ちかける。葉問は拒絶し、自分の武術を知りたければ自分と戦えと提案。兵士に囲まれ、民衆がその周囲を取り囲んだ公開の場で対決… 
その後、葉問の家族は香港に逃れるというところから。

イップ・マン_葉門


生活のため、武館を開いた葉問。ところが武館組合の元締めのような洪拳の師範ホン(サモ・ハン・キンポー)が現れ、香港で武館を開くには、各門派の師範たちとロウソクの火が消えるまで戦い、残っていることが掟だと宣言される。
この戦いのシーンがねぇ、ワイヤーを使ってるところは残念だけど、さまざまな門派の動きが出てくるから面白いし、リアリティがある。中国武術、ほとんど知らないけど八卦掌の動きは知ってるぞ。
魚市場での乱闘シーン。刃物に対しては、そんなアホなと思うところも多いけど、集団戦としては、画期的に面白いかもしれない。


最後はイギリス人ボクサー、ツイスターとのリング上での試合。前座で演武した中国武術を、ボクサーが侮辱。これにサモ・ハン・キンポーが怒り、挑戦するが… そして葉門もリングにあがる。
当時の香港はイギリスの統治下。日本軍の傍若無人さもイギリス人の横暴も、けっこう目を覆いたくなるけど、それでも抑制されてる描き方だと思う。この映画が政治的な意図を持ってるなら、イギリス人ボクサーに快勝しなきゃいけないけど、そんなことはない。蹴りがなかろうが、関節技や投げがなかろうが、殴り合ってる人たちは間違いなく強い。パワーの差は、技なんて押しつぶしてしまう。そこらへんも、この映画はリアリティがある。
詠春拳、三戦のような内八の字立ち系だけど、俊敏なボクサー相手に、どういう立ち方をするんだろうと注目してたんだけど、そのへんは映らなかった(笑) 詠春拳って、攻防一体で中心を攻める。一撃じゃなくて手数でダメージを与える、みたいな印象があったんだけど。この映画がリアルな詠春拳の戦い方を描いてるんだっとしたら、イメージもけっこう変わってしまうな。


あ、とりあえず、そんなマニアックなところじゃなくても、この映画、感動巨編ですよ。
サモ・ハン・キンポーって、こんなにいい役者だっけ。もちろん、葉問役のドニー・イェンは素晴らしいです。
あ、それからね、最後には100人が100人、ニヤッとするね(笑) 



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映画『イップ・マン 葉問』予告編

重要なとこはネタばれしないように書いたつもりだけど、この予告編みたら、全部わかっちゃうよね。最後にニヤッとするところ以外(笑) 
しかし「日本武道は、我々の心だ」なんて、言えるだろうか。う〜ん。あ、私が言えなくても問題ないわ(笑)


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