本-240『知の武装』
ニュースを鵜呑みにしていては、その「深層」はつかめない。激動の世界を生き抜くには、知性〈インテリジェンス〉が必要だ。
という手嶋龍一 × 佐藤優の対談。
ここでいうインテリジェンスとは、諜報みたいなニュアンスもある。直接的にそんな話が出て来るのは、アメリカの盗聴がスノーデンによって暴露された事件。
スノーデンは、NSAの外部コンサルタント会社の下級職員という報道が一般的だったけど、ふたりは「重要な仕事をさせていたからこそ、万が一の事故に備えて下っ端の肩書きで重要な仕事をさせていた」という見立て。その証拠に、年収は約二千万だそうだ。新時代のアナーキストだという。