私がハイヒールの女性を見つけると、ずりずりと距離をとって逃げだす理由
先日、テレビを見ていたら、丸川珠代五輪担当大臣が首相官邸ロビーを歩いていた。
げっ、膝が外に開いてる。ぞぞーっ背中を悪寒が走る。
たまたま、疲れか何かでその時だけかもしれないから申しわけないけど、瞬間的に「そんな歩き方しかできないやつが、ハイヒール履くんじゃねぇよ」と思ってしまった。
私には、ハイヒールに痛い記憶しかない。
これまでに通勤で電車に乗っていて、足を踏まれたことは何度もある。おっさんから踏まれたこともあるし、若いにいちゃんから踏まれたこともある。でも男の場合は、ちょっと踏まれた、ぐらいのもんだ。靴が汚れる程度で、そんな痛くはない。
しかし、女性は… 若いおねえちゃんがスマホに夢中になっていて、電車のゆれで、足を送ってきて踏まれたこともある。悲鳴をあげそうなときでも、たいがいホントに悪そうに謝ってくる。吊り革やポールを掴まず、不安定な姿勢をしてるから、悪いんだけど、謝り方が上手だと、やっぱり怒る気にならない。
ところがハイヒールの女はちがう。とんでもない。
あるときは、帰りのけっこう空いている各駅停車で、立ってた。そこに会社の同僚らしき三人組みが乗ってきて、うちひとりがハイヒールでカチッとしたスーツを着た妙齢の女性。三人と私との距離はさすがに1mはないけど、数十センチはある。
ところが電車がガタンとゆれると、ハイヒール女が後ろ向きに、どどどっとたたらを踏んでブツかってきた。ぶつかると同時にヒールが右足の小指の付け根あたりを踏む。ぎゃ、っと悲鳴を上げそうになった。
痛みに強い私のことだから、そこはぎゅっと唇をしめて、なんとか耐えた(笑)
そしたら、このおばはん。さっと後ろを向いて「すみません」と言って、同僚のところに戻っていった。私の方を向いたのは0.5秒? いや0.3秒とかそんなもんだ。「すみません」の言い方も、倍速で再生した合成音声のように感情がない。
私は痛みがやわらぐのを、じーっと口を閉めて耐えてたんだけど、もうブチ切れそうで。向こうだって、けっこうガンと踏んだ感触があったはず。あれで、あの謝り方で終わり?
それまでと同じように、私に背を向けて会話してる。もうヒール部分を蹴って、転したろうか。いや最低限文句ぐらいは言うべきじゃないかとか、とも思ったけど、この手のおばはんに文句を言ったところで、「謝ったじゃないですか。あなたはそれ以上、どうしろというんですか」とか逆切れしそうだ。
あんなの謝ったうちに入らない。
もうしわけないが、私はそもそもそう思ってる。
ちょっとしたヒールならともかく、ギャルとか、モードな人じゃなくてね。
カッチリした服装で、高いハイヒールを日常的に履く女性。高いハイヒールなのに、ちゃんと立てない女性は、かなり性格が破綻してる。
私はちゃんとしてる。仕事したり、ちょっと出掛けたりするにもカッチリしたファッションで、コンサバというよりもフォーマルだ。誰からも、あの格好はちょっとどうなのと後ろ指さされたりしない女だ。美意識も完ぺきだ。
という武装する意識が強い。と私は妄想してる。
そりゃあ職業上、必要があってそうしてる人もいるだろう。なら、ちゃんと立て。ちゃんと歩け、ボケ! と思う。ハイヒールで膝が外に開いているのは、ガニ股だ。膝を伸ばさず歩くのは、老化してるみたいなもんだ。
だから丸川珠代先生をテレビで見たときも、同じことを思った。こいつ、破綻してる。元アナウンサーなのに、破綻した武装してるわ。と瞬間的に感じて、悪寒が走った。偏見で申しわけないけど。
や、でもたぶんそう。なんとなく当たってるんじゃないの(笑)
ムチャクチャな素行の海外セレブだって、ピンヒールでちゃんと歩けてるよ。日本の異様なボディのセレブビジネス姉妹だって、ピンヒールでしっかり立ってるじゃない。あの人たちは、どれだけ素行がおかしくたって、一貫性があるというか、ヘンでもアイデンティティが保たれてる。
この本を読んだことはないけど、ハイヒール履くなら、姿勢や歩き方を矯正しないとね。そんなのエレガンスどうのの以前の話だわ。
タイトルは「履くだけで」だけど、内容は違うはず。