味方を増やす、リスペクトを増やすという発想
大晦日、恵比寿のリキッドルームで行なわれていた恒例の年越しライヴ。今回は石野卓球をメインに、田中フミヤ、砂原良徳などが出演していたそうなんですが、写真を見せてもらうとビックリ。超満員です。
テクノ好きにはビックネームばかりだし、リキッドルームはそんなに広くないとはいえ、朝まで都心で踊り狂うイベントが超満員になるなんて。行った人によると、中国や韓国から、わざわざ来てる人も多いと聞いて、さらにビックリ。ん〜、そんななんだ。
今年の初売りでは、東京の百貨店やファッションビル系の福袋が大人気だったという。渋谷や原宿のファッションビルには、カナダや東欧なんていう信じられないぐらい遠い国からも、そして台湾や香港、中国からも福袋目当てにやって来たそうだ。
円安という要因もあるだろうけど、それにしても。転売目的ではなさそうだし。
年末に閉店した表参道のウェンディーズには、ラフォーレなどで買いものしてから必ず来店するという台湾の若者たちがいた。
渋谷や表参道のコムデギャルソン、特にプレイという廉価なラインは、いつも中国・韓国からの観光客がやってきている。中国・韓国ではギャルソンのニセモノがけっこう出回っていると聞くが、わざわざ日本で買うためにやってくる人が少なくないそうだ。
もちろんコミケなどのコスプレーヤーが集まる場所へは、世界中からコスプレしにやってきているというし。
うちの合気道の会派の合宿には、世界各国からやってくる。なんでそこまでするの、と思うけど、3.11直後の各国の大使館が放射能汚染でさまざまな情報を流し、東京から外国人が激減した時でさえ、やってきた。
この人たちは、きっと日本のことが好きだ。全部じゃなくても、何かしらリスペクトしてくれてる。
クルマ買うわけじゃないし、経済的には大したことないでしょ。と考える人も少なくないだろう。いやぁ、ひとつの単価はクルマまで行かなくても、秋葉原のヨドバシカメラで、おみやげに炊飯器を10個も20個も買う中国人観光客も大勢いるし、経済効果だってあなどれない。第一、日本というブランドを好きな人たちなんだから。
特に文化面をリスペクトしてくれる人たちは、周りにだってリスペクトを伝染させてくれる。
銃を突きつけて防衛するか、味方を増やして安全保障にするか。どうせなら、後者の比率を高めた方がいいよね。間違いなく。
今日のBGM-323【 Denki Groove - Shangri-La [ExRemix] 】