Google Glassはインターセクト? もしかしてスマホも、そう?
Wiredに、「Google Glass」を1日に18時間着用していた米国男性が、依存症で治療を受けていたことがわかった」という記事が出てた。そりゃもう18時間もしてたら、脳がおかしくなるわと思ったけど、中毒化とか依存症以前に、Google Glassをかけてるという行為は習慣化しやすいわと思った。
「Google Glass依存症」が発生:米男性が治療施設へ
Google Glassって何?って人は、この動画ね。
Google Glass How-to: Getting Started
私は普段コンタクトレンズをしてるけど、しているときは完全にコンタクトレンズの存在を忘れてる。レンズが見せてくれる「クリアに見えている映像」は、自分の目がやっているわけじゃない。なのに、どうして忘れちゃうんだろ。
メガネを日常的にしている人なら、たぶん熱いものを食べたりしない限り、その存在を忘れちゃってるじゃないだろうか。マラソンランナーがサングラスをして走ってる状態も、意識されてなさそうだ。
拡張した自分を、自分そのものだと錯覚すること
クルマを運転しているときに、自分の足でダッシュしているわけじゃないのに、自分が走っているように感じる。大きいクルマに乗っていれば、自分の存在が大きくなったように錯覚している人も少なくないだろう。
だったら、Google Glassでネットとつながってる状態だって、日常的に付けてれば、意識化されずに生活しているかもしれない。
なんか瞬時に検索する能力、あるいは今の気温とか湿度を数値で把握していること、メールやチャットが届いた瞬間に目の前にあらわれたり、電話も電話機やケータイを持たずに応答できること。それを、まるで自分の能力そのもののように、以前から持っていた能力のように感じてしまっても、不思議じゃないのかも。
そう錯覚してしまう人がいたら、異常なのか?
依存症ではあるけれども、もしかしたら近未来では、ありふれたことなのかも。
クルマ以上にわかりやすい例だと、金持ちでモテているいる人は、金が目的でモテているんだろうと不安な人と、自分の魅力でモテているんだろうと思っている人に二分されそうだ。だけど金目的でしょうと不安な人は、きっと世の中にはごくわずかしかいない気がする(笑)
少なくとも、マネー依存症という言葉は、ないからね。
クルマもお金も、拡張された自分であって、自分自身じゃない。そう考えると露出の激しい服を着た女の子は、自分自身だわね(笑)
『CHUCK』に登場する、インターセクトというSFチックなテクノロジー
『CHUCK』という海外ドラマがある。家電量販店BUY MOREに勤めるオタクが、あることから暗号化された映像を見ることで、国家機密情報が脳にインストールされてしまう。すると、たとえばテロリストを目撃すると、その情報が瞬時にフラッシュするようになる。そしてCIAの仕事をするようになって、スパイになるというコメディ。
ん、コメディ? まあコメディだわね。
ところがサードシーズンでは、夢の中でもフラッシュが起きるようになり、起きているときのフラッシュでも映像がバグり情報が得られない。CIAの精神科医は「精神が崩壊寸前だ」と判断する。という展開に。
そりゃあ国家機密のような大量のデータが脳の中に入るわけがないけど、入ったとして頻繁に再生されてれば、オーバーロードするわね。脳は加熱して、死に絶えたっておかしくない。
なんて真面目に書いてもしょうがないけど(笑)
だけど、ウェアラブルコンピュータの中でもGoogle Glassのようなメガネ型や、さらにはコンタクトレンズ型なんかになると、あちこちで脳のオーバーロードが起こるのかもね。
それがどうなりそうかは、モバイル全盛の今を見てれば、想像はつきそうよ。拡張された脳を、持ち歩くか身につけてしまうかの違いなんだから。
CHUCKは、めちゃめちゃ面白いですけど。
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