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不透明なチカラですが、なにか?

テーマはいろいろ。というか絞れません。2013年7月以前は他のブログサービスからインポートしたので、リンクや画像等がなくなってるかもしれません。

『鮫肌男と桃尻女』の、強烈なキャラと空気感のオフビートな魅力

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娘の部屋に入ったらSMとデカく入ったDVDがあった。あ、あの、なんかチェックしに入ったんじゃないですから。またあいつ、俺の本を持ってたなと探しに行ったんです。


そしたらSMのDVD。なんだよこれと手に取ったら、なんと『鮫肌男と桃尻女』の映画! 『鮫肌男と桃尻女』って映画になってたんだ。知らんかった。しかしそんなものを娘が買ってたとは! こんなの、かなり古いし。家に私がひとりのうちに、さっそく観ておいた。

 

 

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鮫肌男と桃尻女』は、望月峯太郎のコミック。望月さんといえば「バタアシ金魚」「ドラゴンヘッド」がベストセラーだけど、私は両方とも読んでない。でも前にも何年も売り飛ばせない『万祝』というコミックの魅力を書いてるぐらいで、奇妙な魅力のファンだ。

『万祝』を売り飛ばせないように、『鮫肌男と桃尻女』も売り飛ばせない。たまに読みたくなる。

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鮫肌男と桃尻女』は、SM(Samehada otoko to Momojirionna)もそうだけど、タイトルが思わせぶり。だからといって、エロくもなんともない。ただ主人公が鮫肌黒男という名前で、ヒロインが桃尻トシ子なだけだ(笑)

 

原作のコミックと映画では、若干ストーリーが違うけれども、大筋では「身寄りのないトシ子は、叔父の経営するプチホテルで働きながらウツウツとしていた。そんな彼女の前に、あるとき突然半裸の男が現れた。組の金一億円を持ち逃げし、組織から追われる鮫肌。彼女は鮫肌とともに、ヤクザからの逃避行へ」といったところ。
コミックでは、鮫肌はトシ子の初めての運命の男という扱い。なんどか抱かれるシーンも出てくる。望月さんだから、エロくもなんともない(笑) 

 


DVDを観終わってから、コミックを読み返してみた。もちろんDVDは娘の部屋に返してから。

なるほど、このキャラがこうなってるわけね。この場面が、こうなってるわけね。コミック『鮫肌男と桃尻女』では、鮫肌とトシ子がとても魅力的だ。
映画では鮫肌黒男 - 浅野忠信、桃尻トシ子 - 小日向しえが、めちゃくちゃ魅力的だ。いや、桃尻トシ子は最初のうち、なんてことはなかった。観ながら、このヒロインの人選はどうなんだ。失敗じゃないのと思っていたら、途中から豹変する。ビックリするほど魅力的だ。小日向しえさんって、ココリコ田中の奥さんだと知ってさらにビックリ。

追うヤクザ側のキャラクターも、すごい。鶴見辰吾さん、真行寺君枝さんなんかはずっとサングラスしたままだけど強烈だ。ゲイ?の殺し屋我修院達也さんも奇妙すぎる。岸部一徳さん、寺島進さんはまあ意外ではないけど上手。島田洋八のキモキャラもいい。
映画では、とにかくキャラクターの魅力がコミックを超えている。
ただ日本映画的なもっちゃりしたスピード感のなさが、私にはけっこう不満だ。もっとこのオープニングムービー的なテンポの良さが、いろんなところにあればいいのに。MV的に台詞なしでどんどんシーンをつないでいっても、内容は理解出来る。

 

いや、コミックも映画も、ストーリーなんて、そんなに必要ないと思う。というか、原作のコミックはキャラと匂ってくるような空気感、調子っぱずれのカッコ良さが魅力なんだから。

 

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